キャラ文芸 和菓子小説一覧

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東京で伸び盛りだったパティシエ・澪(26)は事故で味覚も嗅覚も失い、職も恋人もゼロに。頼る先もなく辿り着いたのは、海辺に残された祖母の潰れかけ甘味処だった。
片付けて売るはずが、店にはお節介な茶筅の付喪神が住み着き、夜になると客として現れるのは迷える妖怪や幽霊たち。味の確認すらできない澪だが、祖母の丁寧な和菓子レシピと修業で培った技術だけを頼りに、悩み多きあやかし達へ“効く”一皿を作り続ける。
壊れた約束を縫い直すどら焼き、未練を鎮める寒椿の練り切り――不思議な菓子が心を満たすたび、店の評判はSNSで拡散。人間の常連や港町の漁師まで巻き込み、潰れかけ甘味処は行列必至の妖怪カフェへと進化していく。
味覚ゼロでも止まらない、和×異界×再生スローライフ奮闘記。
文字数 25,501
最終更新日 2025.07.07
登録日 2025.06.30
古都・金沢、加賀百万石の城下町のお茶屋街で巡り会う、不思議なご縁。
雨の神様がもてなす甘味処。
祖母を亡くしたばかりの大学生のひかりは、ひとりで金沢にある祖母の家を訪れ、祖母と何度も足を運んだひがし茶屋街で銀髪の青年と出会う。
彼は、このひがし茶屋街に棲む神様で、自身が守る屋敷にやって来た者たちの傷ついた心を癒やしているのだと言う。
心の拠り所を失くしたばかりのひかりは、意図せずにその屋敷で過ごすことになってしまいーー?
神様と双子の狐の神使、そしてひとりの女子大生が紡ぐ、ひと夏の優しい物語。
アルファポリス 2021/12/22~2022/1/21
※こちらの作品はノベマ!様・エブリスタ様でも公開中(完結済)です。
(2019年に書いた作品をブラッシュアップしています)
文字数 102,724
最終更新日 2022.07.14
登録日 2021.12.22
若くして両親を失った柳友哉は、実家の和菓子屋を引き継いだのだが、そこに妖怪が通うようになる。友哉は戸惑いつつも妖怪との『交幽』を楽しむ。時にはほっこり、時にはゾッとする、そんな怪しくて不思議なストーリー。
文字数 89,737
最終更新日 2021.02.18
登録日 2020.11.24
調理の専門学校を卒業した桃瀬菜々美は、料理しか取り柄のない、平凡で地味な21歳。
生まれる前に父を亡くし、保育士をしながらシングルで子育てをしてきた母と、東京でモデルをしている美しい妹がいる。
『甘味処夕さり』の面接を受けた菜々美は、和菓子の腕を美麗な店長の咲人に認められ、無事に採用になったのだが――。
結界に包まれた『甘味処夕さり』は、人界で暮らすあやかしたちの憩いの甘味堂で、和菓子を食べにくるあやかしたちの婚活サービスも引き受けているという。
戸惑いながらも菜々美は、『甘味処夕さり』に集まるあやかしたちと共に、前向きに彼らの恋愛相談と向き合っていくが……?
文字数 121,989
最終更新日 2021.01.31
登録日 2020.12.30
文字数 102,019
最終更新日 2020.12.31
登録日 2020.12.01
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