ライト文芸 コンプレックス 小説一覧
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田中かおると橋本タカシ結ばれるまでの十年間。
かおるはいろんな意味で、ごくふつう大学二年生。タカシは超がつくほどすてきな男子。英語のクラスで、かおるはタカシを見てすぐに恋に落ちるが、行動は態度には出さない。だって、自分など相手にしてもらえないはずだから。でも、運命が味方して、ふたりは付き合うことになるのだが、ある日、彼が急にいなくなる。懸命に探すかおる。
彼は実はKLS(反復性過眠症)という非常に稀な精神的疾患をもち、眠り続けているのだった。そのことを知り、かおるは医者になって、アメリカに行き、治療法を見つけたいと焦燥するが、それは無理だと悟り、作業療治法士になることを決心する。
数年後、タカシは大学の睡眠センターで治療を受けることになり、渡米する。新薬が効いて彼は目をさますが、最初の頃は、現実と想像を混合した夢ばかり見る。
十年後、回復して軽井沢に住んでいるタカシを、二年の留学から帰国したかおるが訪ねてくる。
タカシはかおるへの心の想いを伝えたいのだが、うまい言葉が見つからないから、AIに質問すると、十六個の回答を教えてくれる。
その中のひとつで愛を伝えるが、……。
文字数 1,418
最終更新日 2026.04.14
登録日 2026.04.14
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とある地方都市のほぼ中心部に位置する商店街の一角で店を構えている細谷誠治はコンプレックスの塊である。
大柄で筋肉質、ガタイの良い肉体、どんな時にも表情筋が動かない顔、etc。「男らしい」と称える人もいるだろうが、誠治にとっては「欠陥だらけの身体」だった。
理由は、商売人として客を怖がらせるから。せいぜい役立つのは、夏祭りで近所の悪ガキたちがやる肝試しに怖がらせる側として参加する時くらい(一年で最も楽しいことではある)。おまけに、生花店を営むのに、花を飾るセンスが欠片もない。酒も飲めない。
それでも、自分の人生は幸せな方だと思っていた。常連客からの贔屓によって店の営みに今のところ問題はない。商店街の先輩店主たちからは可愛がられ、幼い時からの幼馴染も多くいる。中学高校の同級生で妻の美里もいた。
つまづいたのは、美里の浮気を知った時。
同時に、行進曲の公演開幕のベルが鳴る。曲を奏でるのは、強面男と横に並び支える仲間たち。
*
全3話、2万6千字。
カクヨムと小説家になろうにも投稿しています。
文字数 26,874
最終更新日 2024.11.12
登録日 2024.10.29
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どこにでもいるOL、久賀舞加は、ある日一匹のネコを拾う。
その縁で、生まれて初めてネコを飼うことになった舞加と
舞加に拾われたネコのお話。
文字数 13,115
最終更新日 2020.01.07
登録日 2019.07.29
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