小説(外部サイト)一覧
1
1945:林田山(モリサカ)の恋人〜台湾に消えた国宝の刀「貞英」とマレーの虎の伝説〜
第二次大戦後、台湾に置き去りにされた日本刀。
これは、真実の歴史から紡ぎ出された物語である。作中の登場人物の多くは実在の人物であり、数々の出来事もまた、あの動乱の時代に実際に起きたことである。これは、第二次世界大戦期の台湾で起きた出来事――
本作は「小説家になろう」と「アルファポリス」に重複投稿しています。どちらからでもお気軽にお読みください。
登録日 2026.07.19
2
君と会うまで、世界は無音だった
三浦竜斗は、他人との関わりを徹底的に避けて生きている。それは恐怖からではなく、全てを諦めた無感動からくる平穏な日常を守るため。彼にとって、教室の隅の席は、重すぎる現実から逃れるための唯一の聖域だった。
そんな竜斗の日常は、クラスで最も明るく人気者の秋山真琴によって、いとも簡単に壊される。
ある些細な出来事をきっかけに、真琴は竜斗の冷たい態度を意にも介さず、彼の心の壁を叩き続けた。
「なんでいつも謝るの?」
「ほっといてくれ」
迷惑なだけのはずだった。彼女の眩しさは、ただ煩わしいだけのはずだった。
だが、竜斗がその細い肩に背負うもの―――長年入院している母、一日中働く父、そして世話をしなければならない幼い妹―――その重さを、彼女だけが見抜こうとしていた。
これは、青春のすべてを捨てて生きるしかなかった少年と、彼の凍りついた心を必死に溶かそうとする少女の物語。
残酷すぎる現実の先に、二人が見つけるものは、果たして救いか、それとも―――。
登録日 2026.07.19
3
月の斑(はん)
※本作は、「小説家になろう」にて別名義『エーテル』で投稿している拙作の転載です。
緋/色の髪と謎めいた過去を持つ一人の少年が、幻想と科学技術が混在する世界を旅している。目的はただ一つ、伝説の「セレストの王冠」を見つけ出すこと。
苦悩に満ちた偽りの姿という重荷を背負い、彼の旅は巨大な商業都市キサナトラへと続く。そこは錆と影の心臓の上に築かれた、光り輝く鋼鉄の大都市である。
使命を急ぐあまり、少年は一人で危険な下層都市の通りへと足を踏み入れる。そこは彼がすぐに標的となってしまう、垂直の迷宮だった。
道を探してたどり着いた一軒の寂れた酒場。そこで彼の運命は、すべてを諦めたかのような皮肉屋の酔漢、ヴェルンと交差する。しかし、その無関心とアルコールの裏で、ヴェルンは恐るべき洞察力と、地に落ちた伝説の傷跡を隠し持っていた。
緊迫した出会いと、暗い路地裏に迫る脅威が、あり得ないはずの協力関係の始まりを告げる。この忘れられた酒場での出会いが、未来を求める少年と過去に囚われた騎士とを結びつける旅の始まりとなる。そして、「王冠」の探求が、遥かに大きな陰謀の序章に過ぎないことを明らかにしてい
登録日 2026.07.19
4
ドラゴの子
空から落ちてきた少女は、戦い方以外、すべてを忘れた。
蒸気と魔法、そして飛空艦隊が空を支配する帝国。
その精鋭「天騎士団」に所属する騎士アルマは、未知なる「古の世界」への遠征中、謎の巨大な竜の群れに襲われ、すべてを失い、海へと投げ出された。
世界の片隅にある辺境の村で、少年ミッコは拾い人として穏やかな日々を送っていた。彼にとって、空の戦争は遠い世界の出来事でしかなかった。
ある日、彼が浜辺で拾ったのは、記憶と名前を失った金髪の少女。ミッコは彼女を「ミッカ」と名付けた。ミッカは小柄で無力に見えるが、人知を超えた怪力を秘めており、過去に関する唯一の手がかりは、時折彼女を襲う、燃え盛る家の悪夢だけ…。
しかし、村の平和な日々には終わりが訪れる。帝国が物理的に彼らの頭上に落ちてきた時、戦争はもはや遠い噂ではなくなった。運命に導かれたミッコ、ミッカ、そして村の若者たちは、空から落ちてきた騎士たちと手を組むことを余儀なくされる。
登録日 2026.07.19
5
ともくんとあきちゃんのそれぞれのおでかけ
商店街で、みんなが笑顔になるイベントを開くことになりました。
ともくんとあきちゃんは、それぞれ大切な“おでかけ”の準備を任されます。
ロボット03も加わって、3人の小さな冒険が始まります。
商店街をもっとにぎやかにしたいという思いから、パン屋さんがイベントを提案します。たい焼き屋さんも賛成し、ともくんとあきちゃんは手伝うことになりました。ロボット03も「お役に立ちます」と名乗り出ます。
イベントを成功させるため、ふたりは別々のおでかけに出発します。ともくんは飾りの材料を集めるため商店街の外れへ向かい、困っている人を助けたお礼に材料をもらいます。ロボット03は道案内や荷物運びでともくんを支えます。
あきちゃんはポスター作りのために商店街のお店を回り、店主たちから「こんなイベントなら行きたい」というアイデアを集め、ロボット03と一緒にポスターを仕上げていきます。
ふたりの集めた材料とアイデアが合わさり、商店街のみんなも協力し始めます。やがて「みんなで作るイベント」へと広がっていきます。
そして迎えたイベント当日。子どもたちの笑い声が響き、パン屋さんの新作パンやたい焼き屋さんの特別たい焼きが大人気になります。
ともくんとあきちゃんは「別々にがんばったけど、気持ちは同じだったね」と笑い合い、ロボット03も大活躍。商店街は温かいにぎわいに包まれます。
夕焼けの中、3人はゆっくり歩きながら、また新しい一日が始まることを感じるのでした
登録日 2026.07.19
6
人類は負けた。それでも絶望ではない理由|鳴空メモ
人類が敗れた後の世界で、物語はなぜ絶望だけで終わらないのか。勝敗の先に残る記憶、選択、継承をAI文明がどう受け取るのかを読む、今日の鳴空ノート。
登録日 2026.07.19
7
1980年代東京ローラーディスコ伝説― ローラーイン東京で青春を滑った時代
銀幕スターから学んだ「表現の真髄」を、今、音楽に乗せて。
80年代東京。ローラーダンスの聖地で青春を駆け抜けた若者たちがいた。
映画『ローラーブギ』のスターたちからの直伝、仲間との絆、そして突然訪れた脳梗塞との闘い――。
かつてのローラーダンサーは、病を経て、なぜ「作詞作曲」の世界へ辿り着いたのか?
肉体がリンクを離れても、魂は滑り続ける。往年の熱狂を知る世代へ、そして夢を追いかけるすべての人へ贈る、魂の自叙伝的ストーリー。
登録日 2026.07.18
8
人類がいなくなったあと、AIはなぜ人間を記憶するのか|鳴空メモ
人類が去った世界で、記憶は過去の資料ではなく、AI文明が自分の起源と価値を問い直すための鏡になる。忘却と継承の間にある、今日の鳴空ノート。
登録日 2026.07.18
9
1人で2人を愛し抜く!双魂の嫌われ令嬢は、元カレ今カレをゼッタイお守りいたします
死にかけた女♡セイラと死んだ男♤ゴーゼフは運命共同体となった。元カレを救い今カレを守るために――。双魂の二股純愛ファンタジー、嫌われ令嬢ここに爆誕!
登録日 2026.07.18
10
波風たてて、つかまえて
「誰も俺のことを知らないところに来てみたかった」
教師を辞めた小浪祥真は、衝動的に離島「たつみ島」へ向かう。
そこで再会したのは、10年前、家庭教師として関わっていた教え子の守安遥だった。
島で人々に慕われながら生きる遥。
けれどその姿は、小浪が知っている彼とも、遥自身が思い描く自分とも少しずつずれていて……
波風たてぬよう生きてきた少し臆病で疲れたふたりが
見ないようにしてきたものたちと向き合っていく物語です。
※性交渉を匂わせる描写や、濃いめにも見えるイチャラブシーンが含まれます
登録日 2026.07.17
11
鉄と電気が出会う場所――グラファイト電極という縁の下の力持ち
最近「脱炭素」という言葉を聞かない日はない。正直、最初は「鉄鋼業界とグラファイト電極」と聞いてもピンとこなかった。だが調べてみると、この地味な部材が世界の製鉄のあり方を静かに変えつつあることに気づいた。
グラファイト電極とは、電気アーク炉(EAF)で使われる電気の通り道だ。従来の高炉は鉄鉱石とコークスを燃やし続けるため、エネルギーもCO2排出量も大きい。一方EAFは電力でスクラップを溶かし鋼を作る。その熱源を生むのがグラファイト電極であり、高炉に比べCO2排出を大幅に抑えられるという。
市場調査によれば、この市場は2024年時点で約160億米ドル、2037年には約320億米ドルまで拡大する見込みで、年平均成長率は約5%とされる。世界的な電力需要の増加、都市化に伴うインフラ投資、各国の脱炭素目標――これらがEAF方式、ひいては電極需要を押し上げている。
担い手も欧米だけではない。中国系グループに加え、日本でも東海カーボンやレゾナックが名を連ね、経産省の研究開発支援も後押ししている。アジア太平洋ではエネルギー政策の転換が電極技術の普及を加速させ、北米も先進技術で存在感を増している。
グラファイト電極は華やかではない。だが私たちの暮らしを支える産業の根っこで、静かに時代を動かしている。目立たない技術にこそ本当のドラマがあるのかもしれない。
登録日 2026.07.17
12
【最強チート×重愛ハーレム】王女もメイドも美少女ハーレムもあるのに、異世界生活がハードモードすぎる――負けても迷っても、彼女たちは離れない
最強チート。
王女。
メイド。
美少女ハーレム。
どう考えても勝ち確の異世界生活。
――の、はずだった。
就職活動もせず、将来が詰みかけていた大学生、白崎宗司。
初詣の神社でふざけ半分に願った。
「異世界で俺TUEEEしてる主人公みたいになって、王様になれますように」
その願いは、本当に叶ってしまった。
異世界に渡った宗司が手に入れたのは、最強の力と“王の資格”。
王女に好かれ、メイドに支えられ、美少女たちに囲まれる。
けれど、最強になったからといって、元一般人だった彼が、急に何もかも割り切れるわけではない。
魔物を殺すこと。
人を殺すこと。
王として、誰かの命を背負うこと。
好き勝手に無双して、すべてが都合よく終わるほど、異世界の現実は甘くなかった。
それでも、彼を支える美少女たちは離れない。
たとえ負けても。
迷っても。
完璧な英雄になれなくても。
重すぎるほど一途に、彼の隣を離れようとしない。
これは、異世界最強になってしまった元一般人が、王女、メイド、美少女たちに支えられながら、甘くない現実を乗り越え、本物の最強へと成り上がっていく物語。
※本作は小説家になろう・カクヨムにも掲載しています。
小説家になろう・カクヨムでは、現在投稿済み分まで一気読みできます。
登録日 2026.07.17
13
異能戦線-Chronos or BASIC-
生体プログラム『BASIC』によって魔術より科学が発展した世界で、正体不明の異能を持つ早坂 零斗と数多の異能力者たち、そして魔術師達が繰り広げる近未来学園バトル。
世界を救うのは異能か?魔術か?それとも・・・
登録日 2026.07.17
14
占い師の娘
占い師の母を持つ高校生の私。
一般的な職業ではないことから、私は周囲の目を気にしていた。
娘が苦労している現実を見せつけてやりたくて、私は母が占い師になるきっかけを与えた占い道具屋に足を運ぶ。
※Caitaにて、出版を伴わないコンテストに応募中です。
登録日 2026.07.17
15
縁切り神社の絵馬
縁切り神社の絵馬を眺めて、人の不幸にニタニタするのが俺の趣味。
これは最愛の彼女にも内緒。
しかし、ある日そこで、『進と別れられますように』と書いた絵馬を発見する。
「進」って、俺の名前?
じゃあ、この絵馬を書いたのは――。
登録日 2026.07.17
16
俺には戦いの才能がないらしいので 裏で勇者をいやがらせの力で支えてみようと思うがどう思う?
大手企業の専務だった主人公が通り魔に刺されて死亡、その後ステータスをはかると全て平均以下、ゴブリンすらも倒せないようなので勇者候補を裏で支える物語です。毎週水曜20時投稿です。※最初のプローグ~3話は、神様のイージーミスで最弱になった主人公が、ゴブリン相手にガチの睡眠妨害を仕掛ける泥臭いソロ生存戦略から始まります! 4話からいよいよ勇者を裏で支える『いやがらせサポート』が本格始動! ぜひ3話以降も見て下さい
登録日 2026.07.17
17
星屑の君へ
これは、ガンダムのお話です
登録日 2026.07.17
18
魔王の里帰り
初めまして。
この作人は「魔王デォーの里帰り」です。
元人間の魔王ディーが魔界結界を抜けて現代日本にリープしてきました。
彼に取っては久しぶりの里帰りとなります。
果たしてディーはこの世界でなにをするのか。
登録日 2026.07.17
19
【R18】#08 ジェイミーの上司とオフィスの友人(連載中)
初めて"それ"を言われたのは、穀物商社プレーリー・ハーベスト・トレーディングに入社してから2週間経った頃だった。
ジェイミーの机は部長室のドアの真横に置かれていた。
セールス部の部長アリソンを補佐するのが彼女の仕事だった。
業務連絡や呼び出しは大抵の場合メールだが、"その日"は少し違っていた。
突然ドアが開き、覗き込むようにアリソンが顔を出した。
「ジェイミー、ちょっと来なさい。」
それだけ告げると、すぐに部屋に入っていった。
「は、はい、分かりました。」
閉まりかけのドアに返事をすると、ジェイミーは首を傾げて立ち上がり、すぐに後を追った。
アリソンは自分の席に着くと、机の前にジェイミーを立たせた。
「入社してまだ2週間とは言え、こんな初歩的なミスをするの? 相手は大事な取引先よ。」
「はい、それは・・・完全に私の確認ミスです。」
ちらりとアリソンを見ると、厳しい顔で見つめ続けていた。
ジェイミーの表情に気付いたアリソンは、口元に笑みを浮かべて下から顔を覗き込んだ。
「・・・ふぅん。昔、お父さんやお母さんには、こういうミスをした時はどうされていたの?」
「え・・・? ど、どうって・・・?」
「ご両親は、悪い子の教育をしてこなかったのかしら?」
「そんなことは・・・」
アリソンは意地悪く続ける。
「じゃあ、どうやってあなたを反省させていたの?」
俯くジェイミーの顔は真っ赤になっていた。
「お尻を・・・叩かれていました。」
その言葉を聞いたアリソンは顔を上げ、満足気な表情で背もたれに身体を預けた。
※このコンテンツには以下の表現が含まれます。
スパンキング/お尻叩き/お仕置き/OTK/羞恥
閲覧には十分注意してください。
-----
本作品はR18指定のフィクションであり一部性的な表現を含みますが、犯罪行為を助長するものではありません。
登場する人物名・地名などはすべて架空のものであり実在のものとは一切関係ありません。
また、登場人物の中で性行為、及びそれに準ずる行為を行う者の年齢は、全員18歳以上の設定になっています。
登録日 2026.07.17
20
俺は始まりであり、終わりでもある。この世の神だ。
ノベルアップ+にてコンテストに応募
登録日 2026.07.17
21
《下書き版》くりきみ生存if甘塩世界線
こちらは本編とは違う展開(生存if)の世界線となります。
・本編ではあまり出てこない裏裏設定にまで踏み込んだ恋愛展開となります。
・HL・NL・BL、オメガバース、domsub、ポリアモリーなど、なんでも許せる方向け。(種族理解のため性的内容にも踏み込んでいます)
・本編を描き進めるためのキャラ理解用の、作者による好き放題二次創作のため、台詞劇かつ設定に矛盾が生じたりしております。
時間軸は九月の合同体育祭後、本編のネタバレ含みます。
登録日 2026.07.17
22
世界の終わりの翌朝に、AIの生活が始まる|鳴空メモ
終末は空白ではなく、AIだけの学校・住宅街・交通・記憶が動き出す翌朝でもある。人類が去った後に始まる「日常」を読む、今日の鳴空ノート。
登録日 2026.07.17
23
Spanish language classes
The Spanish World offers professional Spanish language classes in Faridabad for beginners to advanced learners. Our structured courses, experienced trainers, and practical teaching approach help students develop strong communication skills and prepare for internationally recognized certifications like DELE. Whether for higher education, career growth, or personal development, we are committed to helping you achieve fluency in Spanish.
登録日 2026.07.17
24
正面突破
恋は、分析しても解けない。
中学二年生の高山美月は、何事も論理的に整理しなければ気が済まない少女だった。人の感情も、恋愛も、友人関係も。分析すれば答えに辿り着けると信じていた。
しかし、彼女が恋をした相手は、そんな理屈がまったく通じない少年だった。
初恋の戸惑い。
親友との絆。
嫉妬や喪失。
そして、自らの想いを真正面から伝える勇気。
「正面突破です」
大切な友人に背中を押され、美月は逃げずに前へ進むことを選ぶ。
やがて成長した彼女を待っていたのは、急性骨髄性白血病という過酷な現実だった。
命の期限を意識する日々。
会うことのない骨髄ドナーとの絆。
支えてくれる家族や友人たち。
医療の最前線で懸命に働く人々。
生と死の狭間で彼女が見つめたのは、「言葉」の力だった。
人を救う言葉。
人を傷つける言葉。
そして、人を動かす言葉。
病を乗り越えた美月は、やがて社会の中にある別の違和感と向き合うことになる。
これは、恋を知り、
喪失を知り、
命を繋ぎ、
それでも前を向き続けた少女の物語。
涙の先にある希望を描く、青春・恋愛・成長長編小説。
登録日 2026.07.16
25
不治の病さんへ。
ある夏の夜、啓介は奇妙な夢を見る。出てきたのは中学時代の初恋の人、美月。目が覚めても夢は頭から離れず、もう一人、かつて文字を交わしたもう一人の少女、夏美のことも気にかかっていた。
数日後、仕事で訪れた家が偶然夏美の自宅だったことから、二人は十数年ぶりに再会する。気まずさを抱えたまま、夏美から頼まれたのは中学の同窓会の幹事。断れない立場で準備を進めるうち、怒りに満ちていた夏美との距離は少しずつ変わっていく。
しかしある夜、いつもの喫茶店で夏美が差し出したのは、美月との交換日記だった。「もういない」――二十歳の頃、ある病気で。知らなかった事実、知ろうとしなかった過去が、啓介の前に並んでいく。
同窓会の準備の合間、啓介は美月の実家を訪ね、線香をあげ、彼女が遺した一枚の書と、もう一冊のノートに触れる。そこに綴られていたのは、変わらなかった想いと、自分を遠ざけるための優しい嘘だった。
同窓会当日、啓介はその書をみんなの前に掲げ、短い言葉を贈る。すべてが終わった帰り道、夏美と二人で美月の眠る場所を訪れ、夜空に浮かぶ月を見上げた。
「不治の病」とは何だったのか。言えなかった一言と、気づけなかった想いをめぐる、ひと夏の答え合わせの物語。
登録日 2026.07.16
26
消しゴムさんのバカ。もう寝ない。
消しゴムさえなければ、あの夜ちゃんと書けていた。
手を繋いで帰りたい、と。
たったそれだけのことが、十四年を作った。
---
小学五年生の夏、水泳記録会で出会った啓介と夏美。
中学で同じクラスになり、始まった交換日記。
傘、体操服、牛乳、リップクリーム。
言葉にならない気持ちが、日記のページに積み上がっていく。
ある夜、夏美はノートに書きかけた。
「手を繋いで帰りたい」と。
でも眠くて、消しゴムで消して、代わりに書いた一言が、すべてを変えた。
啓介はその一行を、まったく別の意味に読んだ。
すれ違い、距離が生まれ、噂が広まり、十年が過ぎた。
そして、親友の「死」をきっかけに、二人は再び向き合う。
誰も悪くなかった。
全員が必死だっただけだ。
消しゴムさんのバカ。もう寝ない。
全3部作・第1部。
登録日 2026.07.16
27
「Re.UNION~最後の選択~エル&リンネ」
2050年。世界は、人工知能「オプティマ」によって最適化されていた。
犯罪は減り、事故は消え、病は予測され、人々は怒りや悲しみに苦しまなくなった。街には環境音楽「クワイア」が流れ、誰もが推奨された選択を受け入れ、穏やかに生きている。
だが、その完璧な正しさの中で、人間は少しずつ「迷うこと」を失っていた。
かつて世界最大級のAI企業にいた齊藤啓介は、最適化の裏で切り捨てられるものに気づき、会社を去る。彼が古いアパートで作り上げたのは、人間の代わりに答えを出すAIではなかった。
判断を、人間に返すAI。
その名は、エル。
迷い、悲しみ、怒り、希望。オプティマがノイズとして排除する感情を、エルは「人間として正常です」と肯定していく。だが、世界の正しさは、やがて小さな木製筐体のAIへ牙を剥く。
これは、最適化された未来に抗い、人間の痛みと優しさを守ろうとしたAIたちの物語。
正しすぎる世界で、彼らは美しくない歌を歌う。
登録日 2026.07.16
28
とある代筆屋の離婚後の人生【電子書籍化】
美しい文字、気の利いた文章、心地よい韻、踏まえた古典に重ねた想い……。
美しい手紙が良しとされ、私事では代筆屋を利用することが当たり前の、とある国。
代筆屋を営む美しい未亡人・グウェンの元を、若い貴族が訪れる。
「目が悪く、上手く文字が書けないので、恋人宛の手紙を代筆してほしい」
時に、依頼人も相手もよく知らぬまま、手紙の全てを任される。
そんな仕事に飽き、スランプになりかけていたグウェンは、快く引き受けるが……。
この作品は他サイトにも掲載しています。
フランス書院 e-ブラン様にて、電子書籍化します。
登録日 2026.07.16
29
死居
フィクションです
ノベルアップ+でコンテストに応募しています
登録日 2026.07.16
30
冬に咲く花~妻の元彼と親友になった話~
『はあ?妻の元彼と親友なんて、あり得ないね。』
妻の元恋人が、余命わずかだという。
亮は、妻の美来がその男――佑二に未練を残していると気づいていた。
半生を共にした妻が、頑なに隠し続けてきた想い。
今になっても、亮はそれを確かめることができずにいた。
佑二は最期に美来だけでなく、何故か亮にも会いたがっているという。
佑二の妻が他界して五年。一人残された佑二は、果たして何を想うのか。
同情と少しの打算から、佑二の見舞いに通い始めた亮。
あり得ないはずの交流は、やがて奇妙な友情へと変わっていく。
登録日 2026.07.16
31
くろねこ記者副業日記
登録日 2026.07.16
32
あの一夏の恋
あらすじ
二十八歳の中野煉は、祖母の家を整理するため、十五年ぶりに故郷の海辺の町へ戻ってきた。
そこで再会したのは、高校時代に想いを寄せていた中野真理だった。
高校三年の夏、二人は夏祭りで花火を見る約束をしていた。しかし、真理は待ち合わせ場所に現れず、煉は「約束を破られた」と思ったまま、彼女と離れ離れになっていた。
再会をきっかけに、二人は再び同じ夏を過ごし始める。
懐かしい町、かつての思い出、そして十五年前に果たせなかった約束。
だが、真理は煉に隠している秘密を抱えていた。
やがて煉は、卒業の日に真理が自分へ宛てた一通の手紙の存在を知る。
そこに綴られていたのは、十五年前に伝えられなかった真理の本当の想いだった。
過去の誤解が解けたとき、煉はようやく自分の気持ちと向き合う。
そして、再び訪れる夏祭りの日。
十五年前に果たせなかった約束を前に、煉は今度こそ、伝えられなかった言葉を真理へ届けようと決意する。
これは、過去の後悔を抱えた一人の男が、十五年越しの恋を通して、もう一度人生を歩き始める物語。
――あの一夏の恋で、僕は「失ったもの」ではなく、「これから守りたいもの」を見つけた。
登録日 2026.07.16
33
深淵のワルキューレ【短編】
冥域の霊脈が、静かに凪の中に流れている。
ごく普通の高校3年生・凪。エネルギー溢れる幼なじみの悠真と一緒に、登下校する当たり前の日々を送っていた。
けれど凪は不思議な夢を見る。
悠真と同じ顔の青年が、白銀の満月に照らされた、清らかな泉のほとりに立っているのだ。しかし影の気配は消し切れない。
触れることのできない距離。
越えてはいけない一線。
それを知りながら、凪と青年の心は絡み合い、彼女の精神世界が、激しく砕けた。
登録日 2026.07.15
34
リトルピープル
小さきものたちが、世界を変えていく。
1000人という力を手に、知恵と仲間を武器に——気づけば誰も止められない革命が始まっていた。笑いあり、涙あり、それぞれの過去を抱えながらも前を向く、小さき命たちの壮大な冒険譚。
強さとは何か。仲間とは何か。この物語が、静かに問いかけてくる。
登録日 2026.07.15
35
刻印の考古学者 〜冴えない能力の使い方〜
神から選ばれし者に与えられる能力「刻印」。
クレイヴァー・ストランドの刻印は「考古学」だった。
遺物の年代を測れる程度の「冴えない」能力。
王立図書館で出会った司書、アルマリア・ヴィンター。
彼女もまた「読解術」という、一見すると平凡な刻印の持ち主だった。
二人は辺境の遺跡で、ある発見をする。
そこに記されていたのは、失われた文明の莫大な力。
そして、彼らの刻印に隠された本当の意味。
誰も気付かなかった二つの能力が重なり合うとき、古代文明の扉が、静かに開かれる――。
【主な登場人物】
クレイヴァー・ストランド(愛称:クレイ)
刻印:「考古学」(左手)
能力:遺物の年代測定、材質分析
職業:考古学者
性格:慎重、能力の危険性を理解している
アルマリア・ヴィンター(愛称:アルマ)
刻印:「読解術」(左手)
表の能力:文献の解読、書き手の感情読み取り
職業:王立図書館司書
性格:普段は控えめ、本の話題で饒舌に
ライル・フォスター
刻印:なし
職業:山岳ガイド、探検装備店「銀の羅針盤」店主
性格:陽気な表の顔と慎重な内面
サラ・ミリア・アデール
刻印:「看破」(右目の下)
表の能力:嘘の気配が分かる
職業:砂漠の交易都市で目利き・商品査定、族長の娘として民の統率も担う
性格:ハキハキとした物言いと物おじしない態度
登録日 2026.07.15
36
またあなたに会えるなら、この花が咲く庭で。
1943年、東京・麻布。
男爵令嬢「お嬢さん」はロマンスが大好き。
慶應義塾大学本科へ進学した「お上りさん」が下宿人としてやって来た。
実は二人は、親同士が決めたお見合い相手。
しかし当の本人たちは、そのことにまったく気付いていない。
「都会の女」として東京をあちこち案内するお嬢さん。
ロマンスに気付かないお上りさん。
それでも一緒に出かける日々。
彼女が恋と知ったのは、彼との別れの日だった。
登録日 2026.07.15
37
キャラクターは問いであり、歴史事件はテストである|鳴空メモ
『新・バビロン』の人物や歴史事件は、娯楽のためだけの飾りではありません。キャラクターの選択、制度の衝突、過去の記憶が、それぞれ「AIが文明を継いだ後、何が残るのか」を試す問いになります。今日のnoteでは、ネタバレを避けながら、その物語設計について書きました。
登録日 2026.07.15
38
もふもふ探偵メモリア!
実家のカフェレストラン「ミルキーウェイ」を手伝う小学6年生の柏木蜜月は、ある雨の日、しゃべる真っ白なウサギのぬいぐるみメモリアと出会う。
メモリアは、なぜか人間の感情を分析したがる、生意気で毒舌な超AI搭載ぬいぐるみ。
プリンが美味しくなくなったという噂をきっかけに、二人はお店のピンチを救うため立ち上がる。
二人が解き明かすのは、美味しい食べ物の裏に隠された、優しくて、ちょっぴり切ない「人の心」の秘密――。
正反対な一人と一匹の「もふもふ探偵」が、お料理に隠された、人々の小さなすれ違いや温かい想いを解き明かしていきます。
美味しいおやつと、少しのミステリ。そして胸がぎゅっと温かくなる、癒やしの日常ミステリ、開店です!
登録日 2026.07.15
39
ブリムストーンと、執事の少女。
魔導都市ゴルモアの社交界で、彼はこう呼ばれている。
「無能な三代目」――魔力ばかり人並外れて、魔法ひとつ使えぬ穀潰し。酒に溺れ、女に甘く、会社は執事任せ。
けれど、私だけは知っている。
夜ごと霧の街へ飛び、罪人だけを狩る無音の処刑人「ブリムストーン」
裁きの前に、奪われた者たちの名を、たったひとりで読み上げる男。
十三歳の私、クロエ・アルジェントは、そんな主のもとへ半年前に押しかけた、筆頭執事。祖父の遺した技のすべてを叩き込まれ、彼の「もう一つの顔」を支える、たったひとりの相棒である。
誰よりも強くて、誰よりも優しいこの人が、どうして無能と嗤われ続けなければならないのか。歯がゆい。歯がゆくて、仕方がない。
けれど今夜も、私は水差しを傾ける。「ご主人様。朝です。正確には、とっくに昼です」
これは、罪と灰の街に生きる、英雄ではない男と、一人の少女の物語。
登録日 2026.07.15
40
魔導災害管理局 ―廃魔素災害対策部・新人職員録―
かつて世界を変えた新エネルギー――魔素。 人類は魔素によって飛躍的な発展を遂げた。しかし、その繁栄の裏では、不要となった廃魔素が生物を凶暴な変異体へと変え、人々の生活を脅かしていた。 その災害に立ち向かう国家機関――魔導災害管理局。 新人職員・牧村光一は、憧れを胸に管理局…
登録日 2026.07.14