じわじわ恋愛 小説一覧
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件
1
平民の両親に愛され、自由に育った少女セラ。
ある日、市井で出会った青年との出会いが、彼女の運命を静かに動かし始める。
その青年は——まさかの王太子ダリルだった。
身分差どころか、本来なら交わるはずのないふたり。
自由を知らず、義務と責務に縛られて生きる王太子と、
たくさんの愛と自由の中で育った平民少女。
そんなふたりが、陰謀渦巻く王宮で惹かれ合っていく。
王太子としての苦悩、古い慣習、そして王宮内の思惑——
それらすべてがふたりの恋を阻もうとする。
『セラ……お前じゃないとダメなんだ。
私の隣は、お前にしか埋められない。』
自由を知る少女と、自由を知らなかった王太子が紡ぐ、
身分差ラブロマンス。
文字数 17,893
最終更新日 2025.12.30
登録日 2025.12.12
2
婚約者に冷たくされ、骨と皮のような自分に自信を失っていた令嬢アネット。
偶然出会った騎士科の青年・レオンに憧れ、自分を変えるための小さな筋トレと努力を始める。
初めての恋、努力の日々、変わっていく鏡の中の自分。
やがて迎える卒業舞踏会、彼と踊る舞台でアネットは「愛される勇気」と出会う
自信のなかった令嬢”が、
自分の足で人生を立て直す、小さな革命の物語。
文字数 34,856
最終更新日 2025.08.22
登録日 2025.08.06
3
過労に追われていた私は、ある日ふと意識を失い──
目覚めたのは、空に浮かぶ静かな島だった。
世界の名は《オルヴェイル》。
そこは魔法と重力が交差する、浮島の連なる幻想世界。
選んだ職業は、誰にも使われていない“重力術師”。
戦えない。不遇職。だけど、私はそれでよかった。
もう誰にも期待されなくていい。ただ、静かに空を歩ければ──それだけで。
けれど私の足音を追うように、
影のような小さなうさぎが寄り添い、
おせっかいな料理人がごはんを作ってくれて、
夜の静寂から現れる誰かが、優しい声で言った。
「君が空を歩くなら、俺はその空を見上げていよう」
これは、孤独に落ちた“私”が、
“重力”という名の絆で世界とつながっていく、
小さくてあたたかな旅の物語。
文字数 5,852
最終更新日 2025.05.10
登録日 2025.05.10
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