静かな物語り 小説一覧

1
1

淡雪

触れぬまま手放したものは、冬になるたびに降り積もる。 都に生きる青年・清隆は、北山で雪のような女――雪乃と出会う。 言葉少なに重ねられる逢瀬と、歌に託された想い。 やがて現実として迫る縁談。 選ぶことから逃げたその朝、清隆はひとつの未来を手放した。 冬になるたびに思い出すのは、消えぬまま残り続ける“淡雪”の記憶。 人と妖、交わらぬものたちの、静かな別れの物語。
恋愛 完結 短編
感想数 0 文字数 5,595 最終更新日 2026.09.12 登録日 2026.09.12
1