じわじわ追い詰める 小説一覧

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「娘を返せ!」から二十年、死んだはずの側妃にそっくりな娘が王宮に現れた

二十年前、西辺境伯の娘フランシアは、王太子の正妃となるはずだった。 しかし王太子ガルボは別の令嬢を正妃に望み、フランシアを側妃として王宮へ残す。夫は正妃のもとへ通い、王宮の仕事だけがフランシアへ任されていった。 やがてフランシアは、両親への手紙と衣服を残して姿を消す。 「娘を返せ!」 王宮へ駆けつけた両親は捜索を求めたが、フランシアの身体は見つからないまま、二十年が過ぎた。 そして国王となったガルボの即位祝いの日。 東辺境伯が、十八歳の娘アーシャを伴って王宮へ現れる。 その顔は、二十年前のフランシアにあまりにもよく似ていた。 なぜ似ているのか。 フランシアは本当に死んだのか。 二十年前、王家は彼女を「大切にしていた」と言う。 ならば、何をしてやったのか。 王家が忘れた二十年を、西と東の家々は忘れていなかった。 ※初日以外は12時・22時の二回更新となります。
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