「車 速報」の検索結果

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当てもなく、車を走らせ主人公は初めて自分の意思で動こうと思った。 プラ〜っと関東に行った時にそれは起きた。 カーナビのテレビのニュース番組から緊急速報でアナウンサーが危急を要すると訴えている。 『 謎の建造物や洞窟から未知の生物が這い出ています。危険ですのでなるべく外に出ずに身の安全を確保し避難してください』 そう、ファンタジー世界観まっしぐらな非日常が日常へと乗り込んできた。 そんな世界に期待を込めて動き出す主人公と世界のお話…… ※他作品の暇潰しに書いていたので不定期更新で申し訳ない…… 色々手を広げてすみません<(_ _)>〈 ゴン!〕
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小説 28,839 位 / 184,899件 ファンタジー 4,109 位 / 42,493件
文字数 49,287 最終更新日 2022.03.12 登録日 2021.11.17
 気怠げな月曜日の朝。  マンションのエントランスから出ると、今朝方まで続いた雨の所為か、肌寒い気温のわりに澄んだ青空と輝く太陽が『おはよう』、と語りかけてくる錯覚を覚える。  ブー、ブー、ブー、と規則的な振動音。内心とは裏腹に爽やかな朝のひとときから、ピントを外そうと胸ポケットの中で鳴いたスマートフォンを、丁度、ぐぅっと伸ばしていた腕をおろしながら取り出した。 『速報です。  本日午前8時過ぎ、名古屋市○区○町の路上で、ラブコメ第○○号が発生しました。  なお、このラブコメ第○○号は、次第に勢力を高めつつ、私立御厨高等学校に接近中です』 「またかよ...」  機種変更したばかりのスマホに届いたアプリの通知を確認した後、表示を消した画面に映る、表情筋の歪んだ...そうでなくても少し目つきの悪い顔。そして、ネクタイが微妙に左にズレているのに気づく。  無造作にスマホをスーツのポケットへ入れ、何事もなかったかのように鞄を脇に挟んで両手でネクタイを正す。  さっき、チラッと見えた画面に最近出来た小さな罅が、余計に気分が悪くなった。  あぁ〜あ、と朝空を仰ぐと、その反動で首の関節が小気味よくコキッと鳴った。 「ハァ...」  トボトボと、まだ残る雨雲の忘れ物を避けながら、通勤路を行く。  遅すぎず、早すぎず。  何なんだろうな、この変なアプリは。  考えても答えも出ないし、アンインストールできないのは確認済みだ。せめて通知でも止めてやろうと試みても、無駄な努力に終わりその勢いで新品スマホを部屋の壁に投げつけてしまったことを、しっかりと後悔している。 「それにしても多くないか?ラブコメってヤツ...」  そんな独り言は、横を走る車が跳ねた水飛沫と共に側溝へと流されていった。 「おはよー」と掛け合う声が増え、徐々に賑やかになる朝の喧騒が、通りを楽しげな表情へと変えていくのを他人事のように感じながら、  トボトボと、歩く。  職場である、御厨高校へと。
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小説 184,899 位 / 184,899件 ライト文芸 7,547 位 / 7,547件
文字数 4,225 最終更新日 2023.06.02 登録日 2023.06.01
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