「pko」の検索結果
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「君には申し訳ないとは思ってはいるが……僕だって、1度しかない人生くらい、幸せに生きたいんだ。薄っぺらい笑みばかりたたえて、人の言うことに肯定ばかりして、人形のような君と、…一緒にいたって幸せにはなれない!」
なんですか、それ。
ガツンと鈍器で頭を殴られたような衝撃を脳内で受けた。
プリンセス・アンジー。それが私の職業。
おしとやかで無口で従順でニコニコとし、子供を作り、国民に癒しを与える、それが仕事。
だから小さい頃から自我なんてなかった。やりたいことをするなんて許されなかった。
諦めていたのよ。そうすることでしか、私のこの城の中での存在意義はなかったから。
好きでない人との結婚だって、仕事のうちだって、受け入れていたのに。
ようやく政治的な関連で国の為になることができるって、少し喜んでいたのに。
破棄。他ならぬ、私が原因で。
私の、存在って何?
私、何で生きてるの?
そう思うと止まらなかった、止められなかった。
私の中から溢れ出てくる自我、失望感、それらはメキメキと、発狂する私を蝕んで行くのだった。
文字数 4,975
最終更新日 2021.07.31
登録日 2021.07.31
「あたし達、ずーっと友達でいられるよね!」
オンナノコでいる限り、それも男や権力が絡んでいる限り、ずっと友達でいられる訳がなかったのだ。
私がそれを知ったのはずっと後の話だ。
私とウィラは同じ孤児院出身で、よく一緒につるんでた幼馴染だ。
同じ赤茶髪で、同じ赤い瞳で、同じくらいの体型。
顔は違えど、私達は特徴を見ればとても似ていた。
そんな中、私にとある朗報が届いた。
15年前、この王国で起こった反乱から逃れようとして暗殺された王女が実はまだ生きてると。
そしてそれが私だと。
私は面食らってしまった。冗談じゃない!!
孤児院を抜け出して新たに暮らし始めた。
しかし数日後、恐れ多くも王宮に入らせて頂いた事によって驚く。
ウィラが王女として迎えられていたのだ。
私の代わりに。
文字数 3,341
最終更新日 2019.08.02
登録日 2019.08.02
フィーア王国南部の国境を守る、南部侯ヴェルフェル家。
その家に百余年仕える伝説の騎士がいた。
侯爵家より拝領した飛燕の旗を掲げ、燕のように戦場を駆けた騎士の名は、ワルター・フォン・ヴェストファーレン。
彗星のように歴史の表舞台に現れた彼の記録は、ふたつの異様な単語から始まる。
《傭兵》と《混血》。
元傭兵のハーフエルフという身から騎士への異例の出世を果たした彼は、フィーア王国内外で、《南部の壁》《南部の守護神》と呼ばれるようになる。
しかし、彼の出自と過去の名を知る者はもう居ない。
記録に載らない、彼が《ワルター》と名乗り、《ヴェストファーレン》を拝命するまでの物語。
※魔王と勇者のPKOのスピンオフとして楽しんでいただければ幸いです。世界は同じですが、時代背景は140年くらい前の話です。
文字数 2,173,224
最終更新日 2024.12.30
登録日 2023.09.03
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