「感動」の検索結果

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ライト文芸 完結 ショートショート
ある日、俺の前に死神が現れた。 だから慌てることなく言ってやったんだ。 「ああ、いいよ。俺の魂なら好きに持っていきな」 ってな。 なのに、いつまで経っても俺の魂を取っていこうとはしないどころか、 「泣いて喚いて絶望に打ちひしがれた人を連れて行きたいのでぇ」 って、お前、性格悪すぎだろ!
大賞ポイント 8,657pt
文字数 5,971 最終更新日 2024.03.19 登録日 2024.03.19
  何も怖がることはない、ただ真っ直ぐに生きてさえいればーー。 スペインとイギリスのクォーターであるリオは、ロンドンで女優の仕事をしている。祖父のパウロとチャップリンを敬愛する彼女は、恋愛に対して淡白で冷めた価値観を持っているために恋人との関係が長続きしない。また、女優には致命的な無表情であるという問題も抱えていた。だがそれには実は大きな理由があった。      リオはある日、次世代アイコンと称される大人気シンガーソングライターのUmiと出会う。人生や人に失望し、恋愛に対して淡白という部分で意気投合した2人は、名前のない関係性の中で通じ合っていく。    そんな時リオは祖父の友人のチャドから、自分が監督をする自主制作の映画に出ないかと誘いを受ける。    出演を決めた彼女は共演者やスタッフたちと充実した日々を送っていたが、周りで人種問題を想起させる事件が頻繁に起こるようになり、社会や自分自身と向き合っていく。    世の中の理不尽さや人間の汚さに翻弄されながらも、リオは周りの個性豊かな人間たちとの触れ合いの中で救われ、同時に変化・成長していく。      生きることに不器用ながらも、ユーモアと静かな優しさを持って前を向こうとする1人の少女の物語。   ※ この作品はフィクションです。暴力行為、犯罪行為を助長する意図は一切ありません。 ※人種差別、LGBT、いじめ、銃に関する描写が出てきますが、いじめや差別、犯罪行為を助長する目的でなく、問題提起をする意図の表現となりますのでご理解のほどよろしくお願いします。 百合要素ありますが、エロなしのため、百合が苦手な人でも読んでいただけると思います。
大賞ポイント 7,980pt
文字数 104,943 最終更新日 2024.05.21 登録日 2024.04.29
依頼人の思いを汲み取り、気持ちを手紙にしたためる「代筆屋」。しかし、相手の心に寄り添いきれていなかった代筆屋の貴之が、看護師の美優と出会い、避けていた過去に向き合うまでを描くヒューマンストーリー。 突然、貴之の前に現れた美優。初対面のはずが、美優は意味深な発言をして貴之を困惑させる。2人の出会いは偶然ではなく――。 代筆屋の依頼人による「ほっこり」「感動」物語が進むうち、2人が近づいていく関係性もお楽しみください。
大賞ポイント 5,941pt
文字数 90,234 最終更新日 2024.05.20 登録日 2024.04.29
平和な僕らの町で、ある日、イエローバスが衝突するという事故が起こった。ライオン公園で撮った覚えのない五人の写真を見つけた千斗たちは、意味ありげに逃げる白猫を追いかけて商店街まで行くと、不思議な空間に迷いこんでしまう。 ■目次 第一章 動かない猫 第二章 ライオン公園のタイムカプセル 第三章 魚海町シーサイド商店街 第四章 黒野時計堂 第五章 短針マシュマロと消えた写真 第六章 スカーフェイスを折って 第七章 天川の行方不明事件 第八章 作戦開始!サイレンを挟み撃て! 第九章 『5…4…3…2…1…‼』 第十章 不法の器の代償 第十一章 ミチルのフラッシュ 第十二章 五人の写真
大賞ポイント 5,842pt
文字数 67,284 最終更新日 2024.05.21 登録日 2024.04.29
私は見ている あなたが花開くのを 愛人であった母の子として生まれたエイヴェリーは、義姉のロマンに激しい恋心を抱いていた。 ある日彼女は通っている演劇学校の文化祭で、ロマンがクラスメイトとキスをしているのを目撃する。ショックのあまり泣き崩れる彼女を救ったのは、銀髪の見かけない女生徒だった。 話してみると、彼女は超人気舞台女優のクレア・ハスキンズだと判明する。ロマンの気を引くために家出をしたエイヴェリーは、彼女に想いを寄せるクラスメイトのオーシャンと、クレアの家に泊めてもらいながら生活をする。 そんなある時、エイヴェリーはロマンに思いを寄せる3年のジャンヌと出会う。学校独自の姉妹制度によりペアになった2人の間には確執が生まれる。エイヴェリーはジャンヌに刃向かったことがきっかけとなり、酷い虐めを受けるようになる。 エイヴェリーを傷つけるジャンヌに仕返しをしたいと感じたクレアとオーシャンは、12月の学校行事である『演劇コンペティション』で、3年生に勝とうと提案する。 オーディションでグランプリを受賞し、フランスの若者を中心に絶大な人気を誇るシンガーソングライターのソニア、引っ込み思案だが卓越した文才を持つケイティ、天然で不思議ちゃんと呼ばれるも、舞台だと別人のように豹変するメグ、元モデルのシャイな日本人留学生レンカ、パワフルな歌声を持つ苦労人のリアナ、中性的な魅力を持つ監督志望のアレックスーー。 才能のある生徒たちと演劇を通して友情を育むうちに、姉一色だったエイヴェリーの毎日に変化が訪れる。
大賞ポイント 4,748pt
文字数 96,465 最終更新日 2024.05.21 登録日 2024.04.29
ある日アイドル大好きな女の子「花」がアイドル雑誌でオーディションの記事を見つける。 憧れのアイドルになるためアイドルのオーディションを受けることに。 そして一方アイドルというものにまったく無縁だった男がある事をきっかけにオーディション審査中のアイドル達を必死に応援することになる物語。 果たして花はアイドルになることができるのか!?
大賞ポイント 4,419pt
文字数 41,532 最終更新日 2024.05.05 登録日 2024.04.28
「なあレオポルド、君の心臓を僕にくれないか?」  火の輪をくぐるライオンのように、強く勇敢であれたらーー。  アヴリルは、どこにでもいる普通の女の子だった。少し違うところがあるとしたら、ボーイフレンドが絶えないこと。好きでもない相手と付き合ってばかりで、心から愛する人には出会えない。  シドニーで暮らしていた彼女は両親の離婚により、南米アルゼンチンのブエノスアイレスに引っ越す。だがそこで待っていたのは、一人の女からの嫉妬による陰湿ないじめだった。  そんなある日、彼女はある理由からネロという青年に化けて、引きこもりの伯父ケニーとともにアルゼンチン最大のスラムであるバラックエリアに足を踏み入れ、銃撃戦に巻き込まれる。  命からがら逃げた二人が乗り込んだのは、イギリスから来たサーカス団『ミルキーウェイ・トレインサーカス』が移動に使うためのサーカス列車だった。  サーカスの最終公演地が大切な友人であるオーロラが引っ越したロンドンと聞き、アヴリルはネロの姿のままで旅に同行することに決める。  動物の世話や雑用をするという条件でロンドンまで乗せてもらうことになるものの、クラウンを演じることになり、冷酷で非道な団長の下練習が始まる。  喜びや痛みを分かち合える仲間たちと出会い友情を育む中で、アヴリルの中にこれまでとは違う感情が生まれ始める。 ※作中に出てくるパフォーマンスは宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』プリシオン海岸のクルミ発掘の場面をモチーフにしていますが、実際の内容とはかけ離れた寸劇になっていることをご了承ください。 ※参考文献は最終ページに記載しています。 ※この物語はフィクションです。実在の人物、団体などとは一切関係ありません。
大賞ポイント 3,162pt
文字数 272,443 最終更新日 2024.05.21 登録日 2024.04.08
十八歳の頃までは、ケイト・ストーンは(それなりに可愛らしくて彼氏がいるとは言え)一介の高校生に過ぎなかった。たとえば好きなアイドルの出ている難病物感動系映画を観て感化され、その手のドナー登録をしちゃうほどに。けれども、大学に入ってしばらくしてスカウトされ、芸能界デビューを果たすと、それまでの生活が一変。いつの間にか人気を博すようになった彼女だが、思わぬことがきっかけとなり、バッシングの嵐に遭う。それは、「ドナー登録しておきながら、仕事を優先して、適合患者を見殺しにした」という噂だった。
大賞ポイント 627pt
文字数 10,895 最終更新日 2023.05.22 登録日 2023.04.30
大きな絶望もないが、取り立てて新鮮な喜びもない。 そんな平凡な日々をただ何となく過ごしていたごく一般的なスーパーのレジ打ち店員・藤田歌織。 歌織は、ある日の通勤の途中、普段ならただ通り過ぎるだけの電車の駅構内で、ふと一枚の掲示物に目を惹かれ、立ち止まった。 その瞬間、眠っていた歌織の食への好奇心がざわめいた。 これは"何者でもない普通の大人”であるちょっとだけ変な女2人が、未知の味覚と美食の感動を求めて、ひたすらに食べ歩き呑み歩く、愛と感動の物語である。 ※最初はお酒を飲んでませんが、そのうち飲みだします。 ※二人で食べ・飲みに行くのが主題ですが、一人飯・一人飲みエピソードも入る予定です。 ※作品情報の画像は夜摘が撮った写真を写真加工ドットコム様で加工したものです。 2024.5.3 ※構成に納得がいかない部分が出てしまった為、話の順番を一部変更しました。 既に読んで下さった方は、混乱させてしまったらごめんなさい。 内容は小さな修正を入れた以外には変更はありません。
大賞ポイント 599pt
文字数 43,861 最終更新日 2024.05.13 登録日 2024.04.18
青春 連載中 長編
いいね数2.3万。拡散数6984。コメント数300件。ある日、とあるアカウントがSNSに投稿した呟きは見事炎上した。 翌日、高校2年生の木崎凪斗のクラスではそのアカウントの主が同じクラスの倉持海華だと噂される。 そんな噂を確定付けるようにその日から倉持は不登校になった。 倉持が不登校になった1週間後。凪斗は担任に倉持へのお便り届けをお願いされる。 どうやら倉持はほぼ接点の無い凪斗に会いたがっているようで…? これは自分の気持ちを吐き出せる人と吐き出せない人が、古臭い価値観に抗っていく物語。
大賞ポイント 585pt
文字数 58,690 最終更新日 2024.05.20 登録日 2024.04.14
中秋の名月。 高校生になった少女は、恒例行事となりつつあるお月見のために山の『公園』へと向かう。 獣道の先にあるその公園のベンチは少女の特等席。 ……の、はずだった。
大賞ポイント 542pt
文字数 11,873 最終更新日 2024.03.31 登録日 2024.03.26
くたびれたサラリーマン、野上と、アパートの隣人・本田。 野上になぜか懐いてくる本田には、とある秘密があった。
大賞ポイント 92pt
文字数 8,646 最終更新日 2024.05.01 登録日 2024.04.29
学校の成績は悪くない。運動も好きだし自信あるよ。親友と呼べる友達もいるし、憧れている男子もいる。 そして大好きな家族。特に弟の岳人は可愛すぎるし、優しいしめちゃくちゃ愛している。 とても恵まれたあたしだけど、ある晩に悪夢を見てしまった。 夢のに中に白い数字が現れて、一秒毎に数字が減っていく。 意味分かんないけど、気味が悪いでしょう⁉️ なにかをカウントダウンしていることはすぐに飲み込めたし、実はすぐになにを数えているのか察知したの。 あたしの寿命を指折り数えているんだ…… その日から常に死ぬことを意識して過ごしている。 不思議なもんで、天寿の終幕が明らかになってしまうと、その日にたどり着くまでのあたしの時間が無駄なものだと感じられる。 だから、将来の夢を持って努力をするなんてくだらない。 そういう前向きなひとが嫌いだ。 それを強要する男の大人はもっと怨めしい。 ほんの僅かな値打ちは、友達や想いびとや岳人の温かさが、より一層身に染みるようになった。一緒にいることがますます感動的になった。 その分死ぬことが怖くなり、余計にうんざりするんだけどね。 それから皮肉な生活が続いた。大切なものを失くしてたくさん泣いた。 別のかけがえのないものを得た。 大好きだとおもえるものを得た。 もっと長く生きたいと欲しがるようになった。 それでも、カウントダウンは休まない。 本当にあたしは死ぬの⁉️ 思い過ごしじゃないの⁉️ 数字がゼロになっても、まだ生き続けるんじゃないの⁉️ ああ、あたまがおかしくなる……
大賞ポイント 42pt
文字数 147,098 最終更新日 2024.05.08 登録日 2024.03.18
真夜中、日常に疲れ果て、自殺するために岬に向かった大地は、同じく自殺をしようとしていた少女・朝陽に出会う。 崖から今にも飛び降りそうな朝陽を必死に止めていると、朝陽は『話をしよう』と大地に言う。 真夜中、波の音が響く崖の上で、ふたりの奇妙な一夜が始まる。
大賞ポイント 41pt
文字数 12,677 最終更新日 2024.05.12 登録日 2024.04.22
 ――人は生きる限り、生き続ける限り、過去の幻を背負い歩いていく ※当作品は長い構想を経て生まれた”青春群像劇×近未来歴史ファンタジー”長編シリーズ小説です。 イントロダクション 西暦2059年 生き別れになった三つ子の魂が、18年の時を経て、今、巡り合う。 それは数奇な運命に導かれた、少年少女たちの長い一年のほんの始まりだった。 凛翔学園三年生、幼馴染三人組の一人、樋坂浩二(ひさかこうじ)、生き別れとなった三つ子の長女、稗田知枝(ひえだちえ)のダブル主人公で繰り広げられる、隠された厄災の真実に迫る一大青春群像劇。 EP2~震災のピアニスト~ ~あらすじ~ 凛翔学園(りんしょうがくえん)では各クラス毎に一つの部活動を行う。 樋坂浩二や稗田知枝のクラスの仲間入りをしたクラス委員長の八重塚羽月(やえづかはづき)はほとんどのクラスメイトが前年度、演劇クラスとして活動していることを知っていた。 クラスメイトの総意により、今年も演劇クラスとして部活申請を行った羽月のクラスであったが、同じ演劇クラスを希望したのが他に二クラスあることから、合同演劇発表会で一クラスを選ぶ三つ巴の発表会に発展する。 かつて樋坂浩二と恋仲であったクラス委員長の羽月は演劇のための脚本を仕上げるため、再び浩二と同じ時を過ごすことになる。 新たな転校生、複数の顔を持つ黒沢研二(くろさわけんじ)を加えて 演劇の舞台の準備が進んでいく中、語られる浩二と羽月の恋愛の思い出 羽月が脚本化した演劇“震災のピアニスト” 主役に任命された転校生の”稗田知枝”と”黒沢研二” 演劇クラスを巡って立ち塞がる他クラスの存在 交錯するそれぞれの想いが、一つの演劇の中でかつてない最高の舞台を作り上げる。 ※エピソード2開始です!近未来の世界観で巻き起こる、エピソード1よりさらに濃密になった青春ドラマをお楽しみください! 表紙イラスト:麻mia様 タイトルロゴ:ささきと様
大賞ポイント 37pt
文字数 147,775 最終更新日 2024.05.20 登録日 2024.04.29
現実にリンクした恋愛物語✕呪い=「罪と純愛」 哀しき絆は感動の結末へ! パンデミック禍のリアル社会を彷彿とさせる、激動のサスペンス恋愛ファンタジー。 恋人に「愛してる」が言えない。人から人へ連鎖する哀しき呪いの雪解けは叶うのか。 悲劇の罪を背負う男子大学生を中心に、置かれた環境に翻弄されてきた人々の愛の行く末を描く感動の物語。関係が拗れた彼らの隠された強い想いが、時を経て再び交錯し、全ての真相が暴かれる。 【あらすじ】 僕はいつの間にか誰かによって呪われていた。封印されてしまった君への愛情の言葉は、どうやって届けたらいいのだろうか……。 大学に通う薬学部の学生である廉斗は恋人である沙奈とのデート中に突如、自身の異変に気付く。廉斗は自分の意思とは反対に、沙奈に対して「愛してる」や「好き」といった愛の言葉を全く話せなくなってしまったのだ。自分ではどうすることもできず、代わりに行動で愛情を伝えるべく廉斗は奮闘する。沙奈はそんな廉斗に理解を示すも、自身の生い立ちのせいで内心では寂しさを感じていた。 そんなある日、世間を騒がせている未知の感染症が沙奈を襲う。感染症病棟に隔離されてしまった沙奈に廉斗は液晶画面越しで愛情を伝えようとするが、やはりどんな方法を使っても言葉にできない。さらに佐奈は病魔に心も身体も蝕まれていく。果たして、この悲劇的な運命から二人は解放されるのだろうか。そして、廉斗から愛の言葉を奪った呪いの正体とは──!? ※縦読み推奨。 ※この物語はフィクションです。実在の人物や施設、団体、事件などとは関係ありません。 ※この作品には公的データに基づく医学情報がありますが、素人による情報統合のため正確性に欠けています。ここでの医学情報は鵜呑みにせず、ご自分でもご検証くださいますと幸いです。
大賞ポイント 33pt
文字数 109,702 最終更新日 2024.05.10 登録日 2023.01.16
思い出したら、勇気を出して。 小学校時代、菜々子は鉱、瑞穂といつも一緒だった。だけど菜々子は自分のせいで瑞穂と疎遠になってしまう。 それからずっと自分が嫌いなまま後悔して生きてきた。 正月の帰省で母校が廃校する話を母から聞かされる。母の安請け合いから、樹木医である菜々子は思い出の桜を治療することになる。
大賞ポイント 24pt
文字数 11,023 最終更新日 2024.04.29 登録日 2024.04.27
 介護施設で働く佳代は、命に対してどう接するべきか苦悩しながら、入所者の人生観に触れたり、友人の千里に支えられながら成長していく。  ある日、ボランティアで行った宮城を振り返り、寄り添う事と健康管理の大切さを思い出した佳代は、健康長寿の為に食事の改善を提案する。  南三陸での経験から、感染症の発生が疑われる中でも不安にかられること無く、介護に従事していた。  千里を介して小柳という男性と知り合った佳代は、駅まで送ってもらう。何度か行われたコンパを経て、2人は惹かれ始めていたが、前妻をまだ愛していると思った佳代と、バツイチ子持ちの自分に引け目を感じていた小柳は、お互いの距離を模索する。  その最中、彼氏と喧嘩した千里は、2人の出会いを振り返り、運命の人は彼しかいないと再確認していた。  初めて会う小柳の子雄太は、快活な男の子だ。だがその心中は、両親の離婚で受けた傷が塞がってなお、熱を帯びた痛みにうずいていた。  ついに訪れた入所者の死を受け入れられずにいる佳代は、帰省した時に知った祖母の思いに感動せざるを得なかった。  高齢者と接して、雄太と接して、佳代は自分が理想とする愛情に、1つの結論を導く。
大賞ポイント 23pt
文字数 107,918 最終更新日 2020.11.06 登録日 2020.09.03
高校生の俊哉は、交通事故に遭い、命を落としたと思った矢先に死神の少年と出会う。 余命の条件付きで、今回の事故をなかったことにしてくれるという死神。たとえ少しだとしても、今すぐ死ぬよりはマシなはずだった。 「お兄さんの余命は、恋人の樋本楓と手を繋いだ回数だよ。残りの数は、100回だ」 俊哉は苦悩しつつも、大好きな楓のために、幸せな日々を終わらせる決意をするが……?
大賞ポイント 19pt
文字数 20,973 最終更新日 2024.04.28 登録日 2024.04.28
 慎一は天才だった訳ではない。小さい頃から慎一がたゆまぬ努力をしてきたことを、健は知っている。彼の周りの素晴らしい人達のことも。学習者、指導者のほんの一部分ではあるが、妹を通じてその過程を見せてもらったことは、健にとって貴重な経験だった。「音」は単なる音ではなく、技術以上に伝わることも。想いのつまった音、感動をもらった音。  教えるということ、指導者の想い、教わる者のモチベーション、芸術の素晴らしさに触れ、健が教師を目指すきっかけになった物語。  全ての教育者に敬意をこめて。  自分を指導してくれた全ての師に感謝をこめて。
大賞ポイント 17pt
文字数 67,736 最終更新日 2022.02.05 登録日 2022.01.30
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