「福祉」の検索結果

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ライト文芸 連載中 短編
58歳の片桐修司は、かつて作業療法士だった。 認知症の利用者・佐伯文乃が何度も書いていた「あの子に、ごはんを」という言葉を、修司は混乱によるものとして見過ごした。文乃にとって字を書くことは、誰かとつながり、自分がここにいると伝えるための大切な作業だった。それを知っていたはずなのに、修司は彼女の崩れた文字の奥にある意味を受け取れなかった。 文乃が施設へ入所する直前、彼女は修司に尋ねた。 「先生、字は、まだ届きますか」 修司は答えられなかった。そして、面会に行けないまま文乃は亡くなった。後悔を抱えた修司は現場を離れ、今は岡崎市の福祉用具店で働いている。人の生活を支える道具に囲まれながら、人の生活そのものには踏み込まないようにしていた。 そんなある日、文乃の娘から一通の手紙を託される。封筒に残されていたのは、「三重」「灯」「明生」というかすれた文字。宛先は、三重の海辺の町にある小さな食堂「灯」だった。 岡崎から海へ向かう三日間の旅。修司は、杖の高さが合わない老人、手紙を書くことを諦めた女性、介護に疲れた娘と出会い、かつて自分が見失ったものに少しずつ向き合っていく。 救えなかったと思っていた人の言葉は、本当に失われていたのか。 これは、人生の後半で立ち止まった男が、旅の果てに「人を支える意味」と、誰かの生活に残る小さな灯りを見つけ直すロードノベル。
大賞ポイント 2pt
文字数 117,641 最終更新日 2026.06.08 登録日 2026.06.07
ミステリー 連載中 短編
「頼人、マジ・キリスト〜w。アタシらいつも、みんなの天使よー。なんてね☆」 赤髪・ピンクネイルのギャル社長・麗奈。聖人君子のイケメンNPO代表・頼人。 二人のサイコパスが渋谷の街で、恐るべき闇ビジネスの歯車を回し始めていた。 社会福祉がサジを投げた人々に「タスク」を与え、テックエリートに「安楽」を与える。 サブスク、ハック、ドラッグ、デッド・ドロップ。 ゲーム感覚で仕入れを最適化。全部、遠隔で買い手達に投下。 強制終了ドリンク『ブルーオーシャン』。 共感能力はゼロ、共犯関係はクロ。感情はただのグラフ。 悪徳ケースワーカーは大炎上、策略で基幹サーバーを再編成。 自立支援プログラムを逆手に取った「公認の聖域」を作り出していく。 「救済」というソーシャル・ハックのマイルストーンに、薬物依存を憎む マトリ捜査官・響礼子が迫る。 「さあ、どちらの正義が生き残るか。勝負しようじゃないか」 不正と利権が渦巻くSHIBUYAを舞台に、サイコパスギャルとサイコパス王子が仕掛ける、 暗躍ピカレスク・サスペンス。 【Project SHIBUYA-CONNECT Log in...】
大賞ポイント 1pt
文字数 6,162 最終更新日 2026.07.02 登録日 2026.06.28
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