OT.deguchi

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作業療法士として働く傍ら、空いた時間に物語を綴っています。心に響く作品を目指して更新中です。
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ファンタジー 連載中 長編
回復魔法によって、どんな傷も治せるようになったセルディア連合王国。 骨はつながり、失われた手足さえ元に戻る。 王国では、もはや「治せない傷はない」と信じられていた。 けれど、完璧に治ったはずの少年リュカは、なぜか木剣だけを握ることができなかった。 「握れるようになったら、何がしたい?」 そう問いかけたのは、回復魔法を使えない治療者、アルド・レイヴァン。 人と道具、場所、習慣、役割を結ぶ〈営みの糸〉を見つめ、その人が失った暮らしを共に探す、王国唯一の〈作業療法士〉だった。 身体を治せば、人は元の役割へ戻れる。 十二歳になれば〈適役判定〉によって、進むべき道が示される。 そんな王国の常識に疑問を抱きながら、アルドは「まだ決められない」と願う人々に寄り添っていく。 ある夜、かつて炎剣の英雄と呼ばれたパン職人ガルドが、アルドのもとを訪れる。 十三歳の養女ミナが、一枚の置き手紙を残して消えたのだ。 『少しだけ、誰の娘でもない日にしてもらいます』 ミナが自ら向かったのは、苦しい記憶や役割から解放されるという〈無憂教会〉。 だが、彼女から伸びる白い糸の先には、死んだはずのアルドの師と、人から苦しみをなくすための恐ろしい計画が待っていた。 傷を治すことと、その人の人生を取り戻すことは同じなのか。 過去の夢を、今も選び続けなければならないのか。 これは、誰かを「元どおり」にするのではなく、迷い、拒み、選び直せる明日を取り戻すための物語。
24h.ポイント 221pt
小説 6,346 位 / 231,041件 ファンタジー 1,364 位 / 54,291件
文字数 114,950 最終更新日 2026.09.06 登録日 2026.08.07
青春 連載中 長編
朝倉湊には、ずっと好きな人がいる。 同じ体育館で毎朝練習している、女子バスケットボール部のエース・水瀬青葉。 大学でもバスケを続ける。 そう迷いなく未来を語る彼女を、進路すら決められない湊はいつも眩しく見ていた。 ――あの日までは。 交通事故によって、青葉の利き手である右手に後遺症が残った。 箸が使えない。 髪を結べない。 ノートが取れない。 そして、大好きだったバスケットボールも以前のようにはできない。 「バスケができないなら、頑張る意味なんてない」 そんな青葉が病院で出会ったのは、「その手で、何がしたい?」と問いかける作業療法士だった。 髪を結ぶ。 制服を着る。 学校へ戻る。 友達と笑う。 もう一度、ボールに触れる。 失った日常を一つずつ取り戻していく青葉。 その隣にいるうちに、何者にもなれなかった湊にも、初めて目指したい未来が生まれていく。 夢を失った少女と、夢のなかった少年。 これは、もう一度元の自分に戻る物語ではない。 今の自分で、もう一度未来を選ぶための青春恋愛物語。
24h.ポイント 370pt
小説 3,873 位 / 231,041件 青春 41 位 / 7,986件
文字数 5,608 最終更新日 2026.09.06 登録日 2026.09.05
BL 連載中 長編
作業療法学科二年の朝倉湊は、学部横断の授業で、美術学科三年の橘玲央とペアになる。 無愛想で、何を考えているのか分からない玲央。 彼は八か月前の事故で利き手を負傷し、大好きだった絵を描くことをやめていた。 「もう一度、描けるようになればいい」 そう考えた湊は、手の動きや道具の使い方、できないことばかりに目を向ける。 けれど玲央から返ってきたのは、 「お前、俺じゃなくて手を見てる」 という言葉だった。 できないことではなく、その人が何をしたいのかを見る。 答えを与えるのではなく、本人が選ぶまで隣で待つ。 玲央を知ろうとするうちに、課題のためだった二人の時間は、放課後も、雨の日も、何でもない帰り道も続くようになっていく。 そしてある日、玲央が事故後初めて「描きたいから」と描いたのは、湊の笑った顔だった。 支えたいだけだと思っていた。 それなのに、玲央に見つめられるだけで胸が苦しい。 これは、絵を諦めた青年がもう一度“自分の線”を選ぶまでと、彼の手ばかり見ていた作業療法士の卵が、たった一人の「君」を見つけるまでの青春BL。
24h.ポイント 28pt
小説 23,154 位 / 231,041件 BL 5,718 位 / 31,746件
文字数 67,818 最終更新日 2026.08.26 登録日 2026.08.15
ミステリー 完結 短編
金髪、ネイル、軽い口調。 一ノ瀬レイナは、訪問リハに来るには少し派手すぎる作業療法士だった。 けれど彼女は、利用者の歩き方だけを見ない。 玄関の段差、椅子の位置、家族の声色、湯呑みを握る指先、言葉になる前の沈黙。 生活の中に隠れた違和感を、笑顔のまま拾い上げる。 転倒後の廃用と筋力低下で訪問リハを受けることになった高瀬義明。 その妻・澄江は、誰が見ても献身的で完璧な介護者だった。 薬も水も杖も、夫の手が届く場所に整えられている。 家は転ばないように整えられていた。 同時に、夫が動かなくても済むようにも整えられていた。 レイナは気づく。 この家で本当に止まっているのは、義明の足ではない。 廊下の奥にある、開けてはいけない部屋。 玄関に残された古い「絵画教室」の木札。 澄江の爪に残る青い絵の具。 そして額縁の裏に隠されていた、一通の入選通知。 かつて義明は、澄江が絵を描く人生を奪った。 才能がなかったからではない。 才能があったから、怖かったのだ。 レイナは作業療法の名目で、夫婦の過去をほどいていく。 手指の運動として筆を持たせ、歩行練習として玄関へ向かわせ、生活行為の再開として封じられた記憶に触れる。 そのやり方は優しい支援なのか、それとも追い込みなのか。 レイナにも忘れられない過去がある。 退院間近だった文房具屋の店主・岸本春夫。 歩けるようになり、家に帰れるようになった。 けれど彼が本当に望んでいた「もう一度だけ店に立つこと」を、レイナは見落とした。 今度こそ、見落とさない。 そう思うほど、レイナの介入は危うくなっていく。 これは、サイコパス気質のギャル作業療法士が、老夫婦の生活に隠された支配と後悔を暴いていく心理サスペンス。 そして、誰かの生活をほどきながら、自分自身の結び目にはまだ触れられない女の物語。
24h.ポイント 42pt
小説 18,260 位 / 231,041件 ミステリー 169 位 / 5,432件
文字数 39,470 最終更新日 2026.06.27 登録日 2026.06.27
ファンタジー 連載中 長編
魔王軍との戦争が続く異世界には、傷を瞬時に塞ぐ回復魔法が存在していた。 裂けた皮膚は閉じる。 折れた骨はつながる。 流れた血は止まる。 治癒術師たちはそれを「救済」と呼んでいた。 けれど、救われたはずの人々は、元の生活には戻れていなかった。 剣を握れなくなった兵士。 眠れなくなった子ども。 食事を拒む片腕の騎士。 傷は塞がったのに、立ち上がる意味を失った者たち。 現代日本で作業療法士として働いていた黒瀬灯真は、患者を助けようとして命を落とし、異世界で勇者として目を覚ます。 だが、彼が最初に手にしたのは、魔王を討つための剣ではなかった。 倒れた兵士の呼吸を見て、出血を押さえ、震える手に触れることだった。 「傷が塞がっただけじゃ、人は救われない」 勇者として剣を取り、作業療法士として人の暮らしに手を添える灯真。 彼には、人々の中に残る“失われた生活の断片”を見る力があった。 一方、魔王の呪い《灯喰い》は、人から生きる意志、役割、誇り、明日を望む小さな灯を奪っていく。 神官組織に属する若き治癒術師リュミナは、灯真の行動に戸惑う。 片腕を失った元騎士イリスは、生き残った自分に価値を見いだせず、差し出されたスープさえ拒み続ける。 魔王を倒せば、本当に世界は救われるのか。 命を助けることと、その人がもう一度生きていくことは同じなのか。 これは、回復魔法では治せないものに向き合う勇者の物語。 壊れた世界で、人がもう一度「自分の人生」を取り戻すための、暗く、静かで、あたたかなダークファンタジー。
24h.ポイント 0pt
小説 231,041 位 / 231,041件 ファンタジー 54,291 位 / 54,291件
文字数 96,659 最終更新日 2026.06.08 登録日 2026.06.08
ライト文芸 連載中 短編
58歳の片桐修司は、かつて作業療法士だった。 認知症の利用者・佐伯文乃が何度も書いていた「あの子に、ごはんを」という言葉を、修司は混乱によるものとして見過ごした。文乃にとって字を書くことは、誰かとつながり、自分がここにいると伝えるための大切な作業だった。それを知っていたはずなのに、修司は彼女の崩れた文字の奥にある意味を受け取れなかった。 文乃が施設へ入所する直前、彼女は修司に尋ねた。 「先生、字は、まだ届きますか」 修司は答えられなかった。そして、面会に行けないまま文乃は亡くなった。後悔を抱えた修司は現場を離れ、今は岡崎市の福祉用具店で働いている。人の生活を支える道具に囲まれながら、人の生活そのものには踏み込まないようにしていた。 そんなある日、文乃の娘から一通の手紙を託される。封筒に残されていたのは、「三重」「灯」「明生」というかすれた文字。宛先は、三重の海辺の町にある小さな食堂「灯」だった。 岡崎から海へ向かう三日間の旅。修司は、杖の高さが合わない老人、手紙を書くことを諦めた女性、介護に疲れた娘と出会い、かつて自分が見失ったものに少しずつ向き合っていく。 救えなかったと思っていた人の言葉は、本当に失われていたのか。 これは、人生の後半で立ち止まった男が、旅の果てに「人を支える意味」と、誰かの生活に残る小さな灯りを見つけ直すロードノベル。
24h.ポイント 0pt
小説 231,041 位 / 231,041件 ライト文芸 9,622 位 / 9,622件
文字数 117,641 最終更新日 2026.06.08 登録日 2026.06.07
ミステリー 完結 長編
制限時間は、三十分。 対象者の本当の課題を見抜き、最も意味のある「行動変容」を起こした者が勝者となる。 全国の作業療法士たちが集められる特殊競技、通称「ケースバトル」。 訪問リハ出身の作業療法士・桐生透子は、失踪した恩師・榊原透の手がかりを追い、その舞台に立つ。 大学病院の理論派OT、精神科領域の観察者、短時間で人を動かすカリスマOT。 名だたる参加者たちが検査データや心理分析、巧みな声かけで対象者に迫る中、透子が見るのは、玄関の靴、袖口の汚れ、家族の沈黙、使われなくなった道具、そして「大丈夫です」という言葉の奥に隠された本音だった。 リハビリ拒否を続ける高齢男性。 退院直前なのに家に帰りたくない女性。 身体機能は改善しているのに食べることを拒む若年患者。 家族にすべてを代弁される初期認知症の女性。 言葉で思いを伝えられなくなった失語症の男性。 一つひとつのケースを読み解くたび、透子は恩師が残した謎へ近づいていく。 やがて浮かび上がるのは、記録から消された「Case 0」。 それは、本人も家族も「大丈夫です」と言い続けた、ある家の物語だった。 人を動かすことは、本当に支援なのか。 帰れる生活と、続けられる生活は同じなのか。 そして、作業療法士は何を見るべきなのか。 検査では見えないものが、生活には出る。 これは、無名の作業療法士が制限時間の中で人の暮らしに残されたサインを読み解く、医療ミステリー×頭脳バトル。
24h.ポイント 0pt
小説 231,041 位 / 231,041件 ミステリー 5,432 位 / 5,432件
文字数 102,521 最終更新日 2026.06.07 登録日 2026.06.06
歴史・時代 連載中 長編
医でも坊主でもない。 ただ、人を癒す者として――。 時は江戸。 太平の世、華やぐ町の陰に、声なき痛みを抱える者たちがいる。 病に伏す者。 戦で身体を壊した者。 心を病み、生きる力を失った者。 だがそのすべてが、医者の手で癒されるわけではない。 薬も届かず、癒しの言葉も届かない者たちが、この町には数多くいる。 これはそんな江戸の町で、 「医者でも坊主でもない若者」が紡ぐ、ひとつの療治の記録。 名を、新蔵(しんぞう)。 長屋育ちの医見習い。 蘭学の医を学び、解体新書にも心ひかれた。 だが資格も地位もなく、貧しい者たちのもとを歩くばかりの日々。 それでも彼は願う。 たとえ医でなくとも、癒すことはできるのではないか、と。 幼い頃、自らも病で手を動かせなくなった。 そのときに出会った一冊の書――『養生訓』。 「心を養うは、身を養うに等し」 その教えが、新蔵の胸に深く根づいていた。 戦で筆を持てなくなった浪人。 火事で家族を失い、声をなくした娘。 農作業で足を失った少年。 苦しみを抱えた人々に、新蔵が差し出すのは薬ではなく、日々の作業。 木を削り、土を耕し、糸を紡ぎ、筆をとる。 手を動かし、心を動かす。 それは、ただの慰めではない。 人が「もう一度、自分として生きる」ための療法――。 だが、新蔵のやり方は、 高名な蘭方医たちからは「医療ではない」と笑われ、 金と権力で医を支配しようとする田沼意次の治世では、 「貧者の戯れ」とさげすまれる。 それでも彼は問い続ける。 癒しとは何か。 生きるとは何か。 己の無力さに歯を食いしばりながらも、 人と向き合い続けた、ひとりの若者の物語。 『養生職人 江戸作業療法始末記』 ――癒しは、薬にあらず。 人が自ら立ち上がる、その力のそばにある。
24h.ポイント 0pt
小説 231,041 位 / 231,041件 歴史・時代 3,234 位 / 3,234件
文字数 86,143 最終更新日 2025.05.27 登録日 2025.04.22
ライト文芸 連載中 長編
「心が疲れたら、しゃべる犬たちとリハビリしませんか?」 仕事に挫折し、心が折れた元・作業療法士の神崎ひなた。 人と向き合うことに疲れ、療法士としての自信を失った彼女がふらりと辿り着いたのは―― しゃべる犬たちが働く、ちょっと変わったリハビリカフェ「わんだふるOTカフェ」だった。 店を仕切るのは、穏やかなゴールデンレトリバー「ナナ」。 元気すぎる柴犬の「タロウ」、キラキラ系トイプードルの「ミルク」、記録魔のシェパード「レオ」。 みんな普通に会話するし、仕事もこなす。しかも全員、リハビリ支援のプロ。 ここでは高齢者の方も、障がいを持つ子どもたちも、日常生活に不安を抱える人も、 犬たちのセラピーと作業療法の力で“自分らしく生きる”お手伝いをしてもらえる―― そんな、ちょっと不思議で、すごく温かいカフェ。 「人を支えるってなんだろう?」 「自分らしく働くってどういうこと?」 迷いながら、ひなたは少しずつ、この場所で再び“誰かの役に立つこと”に向き合っていく。 しゃべる犬たち×作業療法士×地域リハビリの新しいかたち。 癒されて、笑えて、ちょっぴり泣ける、わんだふるな日常がはじまります。
24h.ポイント 0pt
小説 231,041 位 / 231,041件 ライト文芸 9,622 位 / 9,622件
文字数 24,194 最終更新日 2025.05.27 登録日 2025.05.16
ファンタジー 連載中 長編
「リハビリって、魔法みたいだよね――」 訪問リハビリ中の事故で命を落とした作業療法士・佐倉悠斗は、 目覚めると、魔法と剣の異世界に転生していた。 そこで彼が手にしたのは、攻撃魔法でも治癒魔法でもない、 “日常を生きやすくする”力―― スキル《生活再構成》。 人間関係が怖い子ども。 就労に失敗し続けた元兵士。 「普通になれ」と言われ続けて傷ついた人たち。 彼らに“魔法のようなリハビリ”を届けながら、悠斗は静かに世界を変えていく。 --- 「できない」を責める世界で、 「できるようになるまで、そばにいる」物語。 --- 支援者の目線。 支援を受ける人の声。 そのどちらも大切に描きながら、 異世界の中で、“本当に必要とされる支援”とは何かを問い続ける―― --- 異世界×医療福祉×ヒューマンドラマ。 これは、チートも勇者も出てこない。 でも、確かに“誰かを救う”物語。 --- ※作業療法(OT)・発達支援・福祉現場をテーマにした異世界ライトノベルです。 ※当事者・支援者・家族、それぞれの視点から、丁寧に描いています。 ※リアルとファンタジーが交差する“生きづらさ”と“回復”の物語。 ---
24h.ポイント 0pt
小説 231,041 位 / 231,041件 ファンタジー 54,291 位 / 54,291件
文字数 84,389 最終更新日 2025.04.27 登録日 2025.04.08
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