「郵便」の検索結果

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ファンタジー 完結 短編
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。
大賞ポイント 1,572pt
文字数 1,608 最終更新日 2026.01.10 登録日 2026.01.10
ファンタジー 連載中 長編
国境を越え、人から人へ手紙を運ぶ――それが、国際郵便組合に所属する「郵便魔女」の仕事である。 二十歳の郵便魔女、リネット・ファルン。通称リン。 真面目で責任感が強く、少しばかり仕事が好きすぎる彼女には、ほかの誰にもない力があった。 人や船が空を飛ぶために整備された魔力の道〈風路〉。リンだけは、その流れが消えたあとにも残る、ごく微かな痕跡を感じ取り、再び飛べる道として辿ることができる。 ある日、配達中のリンの目の前で、使われていたはずの風路が突然消失する。 失われた旧風路を辿り、十六年遅れの手紙を届けた彼女の鞄には、帰路で見覚えのない封筒が入り込んでいた。 押されていたのは、四十二年前に廃止された「風待ち郵便局」の消印。 便箋に記されていたのは、三日後に起きる、次の風路消失の予告だった。 やがてリンは、消えた風路の奥で、行き先を失った郵便物が集まり続ける古い郵便局へ辿り着く。 戦争で閉ざされた国境。 地図から消えた町。 受け取ることを拒み続けた人。 届けるには、あまりにも時間が経ちすぎた手紙。 手紙が届けば、止まっていた時間が動き出す。 けれど、届いた言葉が誰かを救うとは限らない。忘れようとしていた過去や、二度と戻らない人の思いを呼び覚ますこともある。 郵便魔女にできるのは、誰かの答えを決めることではない。 ただ、受け取るかどうかを選べる場所まで、その手紙を運ぶことだけだ。 それでもリンは、郵便鞄を背負い、箒にまたがる。 待っている手紙と、それを受け取るかもしれない誰かのために。 これは、風の途絶えた空を飛び、届かなかった思いをもう一度旅へ戻す、一人の郵便魔女の物語。
大賞ポイント 524pt
文字数 150,145 最終更新日 2026.09.05 登録日 2026.07.25
ファンタジー 完結 長編
中央局が「配達不能」と判定した手紙を、クラリス・ヴェインは届けてしまった。 風標は消え、中継塔は朽ち、台帳から村の名は消えていた。 それでも空には、まだ箒一つ分の細い風路が残っていたからだ。 だが中央局にとって、それは功績ではなかった。 命令違反。 越権行為。 危険な独断。 かくしてクラリスは、郵便組合を追放される。 半年後。 辺境の町外れで、彼女は小さな私設郵便屋を開いた。 看板に掲げたのは、ただ一文。 配達困難郵便、承ります。 婚礼の日までに母へ届けたい手紙。 地図から消えた村に住む人への便り。 中央局が諦めた、けれど誰かがまだ待っている手紙。 赤い判を押されたからといって、想いまで届かなくなるわけではない。 旧風路を読める追放郵便魔女クラリスは、今日も箒にまたがる。 「不能ではありません。困難です。困難なら、まだ仕事になります」 誰にも届けられないとされた手紙を届ける、追放郵便魔女の辺境配達ファンタジー。
大賞ポイント 30pt
文字数 217,200 最終更新日 2026.08.30 登録日 2026.06.30
ファンタジー 連載中 長編
私は、誰かの想いを空で運ぶ。 魔女学校を落第したミリアは、空を飛ぶ力だけを頼りに「郵便魔女」として北方の小さな分局で働くことになる。触れたものの記憶や感情が見えてしまう接触感応を持つ彼女にとって、想いのこもった手紙を運ぶ仕事は決して楽ではない。それでも空を渡り、さまざまな人のもとへ手紙を届けていく中で、ミリアは少しずつ知っていく。手紙が人の人生を動かし、時間を越えて想いをつなぐものだということを。
大賞ポイント 0pt
登録日 2026.03.27
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