連作短編形式 小説一覧
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街の人は語る。
「どうしても困ったときは、森の中の祈りの間へ行くと良い。心からの願いに神が応えてくださる。
ただし、それを他人に教えてはならない。何を信じて、何を選ぶのかは、すべて自分で決めなければならない。神の応えは、決して答えではない。」
森の中にひっそりと佇む”祈りの間”。
そこには、心からの願いを口にした者に、人生の選択肢を授ける”選択の神”が存在する。
しかし、神が示す道には必ず「代償」が伴うという。
神の軌跡に縋った者は何を選び、失い、そして得るのか。
神は、彼らが望む幸福をもたらすのか?
これは、様々な人々の祈りと選択、その先を描く物語である。
***物語のテーマ的に、人の生死が絡みます。***
文字数 15,178
最終更新日 2025.08.15
登録日 2025.08.15
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この街では、嘘をつくと声を失う。
喉が裂ける者もいれば、静かに声が消える者もいる。
誰が罰を下すでもなく、街そのものが沈黙を強制する。
そんな都市で、“言葉の残響”を拾う記録官アレイアは、二人の異端者と共に沈黙の謎を追う。
一人は、どんな嘘をついても声を失わない男。
一人は、誰より慎重に真実を避ける補助官。
そして今日もまた、誰かが喋ってしまい、誰かが喋れなくなる。
嘘と真実の境界が曖昧な沈黙の街で、
三人は笑いながら、言葉の死骸を拾っていく。
◆異世界×サスペンスホラー
◆一話完結×シリーズ構成
◆補足で世界の“にじみ”も拾えます
文字数 45,088
最終更新日 2025.07.25
登録日 2025.06.11
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見習い聖女として神殿で働いていた伯爵令嬢リリィは、異母妹に嵌められ偽聖女として断罪される。頼りの大聖女も庇ってくれないまま、リリィは貴族ではなく平民として追放された。
追放途中リリィは、見知らぬ騎士に襲われる。危ないところを美しい狼の加勢で切り抜けた彼女は、眠り続けているという森の番人の代理を務めることに。
定期的に森に現れる客人の悩みを解決するうちに、働きづめだった神殿やひとりぼっちだった実家よりも今の暮らしを心地よく感じ始めるリリィ。そんな彼女の元に婚約破棄したはずの婚約者が復縁を求めてやってきて……。
真面目でちょっとお人好しなヒロインと、訳ありヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。
約10万字、2025年6月6日完結予定です。
この作品は他サイトにも投稿しております。
表紙画像は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:1602447)をお借りしております。
文字数 100,236
最終更新日 2025.06.06
登録日 2025.06.02
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「君の悩みを解決しよう。1匙の魔法を添えて」
『黎明堂』 それは、不思議な店主と不思議な道具たちが作り出した、不思議な雑貨店
高校生の少女・桜井かすみは、とある過去からクラスメイトとの関わりに悩んでいた
彼女は、ある雨の日にその雑貨店に足を踏み入れた。
過去に囚われ苦しむ女子高生。友達とのすれ違いに傷ついた少女。亡き妻への消えない後悔を抱く老紳士。自身の進路に悩む男子高生。そして、店主自身。
これは、『黎明堂』を取り巻く人々の、夜明けを描く物語
参考文献
①『世界魔法道具の大図鑑』
文:バッカリオ/オリヴィエーリ
訳:山崎瑞花
②『アリスの不思議なお店』
著:フレデリック・クレマン
訳:鈴村和成
③『毒と薬の蒐集譚』
著:医療系雑貨生みたて卵屋
文字数 75,816
最終更新日 2025.01.16
登録日 2023.07.22
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