「mai」の検索結果

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5/31〜6/7毎朝5時更新・全8話 【あらすじ】 (第一章 芭蕉 ~旅の始まり~) 天和三年。天和の大火のため、甲斐谷村藩家老・高山繁文を頼って、松尾芭蕉は江戸から甲斐、谷村(やむら)に居を移していた。芭蕉は田舎暮らしに満足していながら、なにかたりないと感じていた。やがて芭蕉は江戸に戻り、かつての知己であった八百屋お七のことを機縁に、惣五郎という人物と出会う。惣五郎と、お七のことを話すうちに、芭蕉はある気づきを得る。その気づきとは、やりたいことがあれば、命懸けでやってみろ、という気づきだった。 (第二章 花が咲くまで初見月。) 松尾芭蕉と共に「おくの細道」の旅に出た曾良。彼は句作に悩んでいた。観念的に詠んでしまう自分の句を変えようと模索していた。芭蕉はそんな彼を見て――句を詠んだ。 (第三章 その言葉に意味を足したい ~蝉吟(せんぎん)~) 松尾芭蕉は、「おくのほそ道」の旅の途中、出羽の立石寺(山寺)に立ち寄った。その時、あまりの蝉の声に、弟子の曾良は苦言を呈す。だが、逆に芭蕉は何も言わず、回想に浸っていた。かつての主君であり友である藤堂良忠のことを。良忠は己を蝉にたとえ、その蝉の如き短い生涯を終えた。以来、蝉の鳴く声に、意味はあるのかという想いを抱く芭蕉。そして己の俳諧の「行き先」を求め、旅に出て、山寺に至り、蝉の声を聞いた芭蕉は――良忠に向けて、一句詠んだ。 【表紙画像】 Morikawa Kyoriku (1656-1715), Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
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文字数 4,404 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.05.31
5/31〜6/6毎朝5時更新・全7話 【あらすじ】 (第一章 太陽の音を忘れない ~神戸信孝一代記~) 神戸信孝は織田信長の三男として知られる。彼は、庶子でありながら、嫡出である信忠・信雄についだ格付けを得るまでにのし上がっていた。 その最たるものが四国征伐であり、信孝はその将として、今、まさに四国への渡海を目前としており、その成功は約束されていた――本能寺の変が、起こるまでは。 (第二章 月を飛ぶ蝶のように ~有楽~) 織田有楽、あるいは織田有楽斎として知られる人物は、織田信長の弟として生まれた。信行という兄の死を知り、信忠という甥と死に別れ、そして淀君という姪の最期を……晩年に京にしつらえた茶室、如庵にて有楽は何を想い、感じるのか。それはさながら月を飛ぶ蝶のような、己の生涯か。 【表紙画像】 歌川国芳, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
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文字数 3,693 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.05.31
5/31~6/7毎朝5時更新(全8話) 【あらすじ】 フランス革命、ナポレオン、王政復古、百日天下……そしてフランスは再びブルボン朝の「王国」に戻った。されど、革命の爪痕は残る。その最たるもののひとつが、ルイ17世(ルイ・シャルル)の死である。父・ルイ16世、母・マリーアントワネットの刑死後に、「犯罪」ともたとえられる扱いを受け、死んでしまった少年王・ルイ17世。 一方、ルイ17世の姉、マリー・テレーズは百日天下後まで生き抜いていた。今、テュイルリー宮にあって、彼女は廷臣・シャトーブリアンに命じる。 弟・ルイ17世の死の真相を調べよ、と。 シャトーブリアンはその意を酌み、革命当時から生き延びた警察卿、ジョゼフ・フーシェとの接触を持とうとするが……。 【表紙画像】 ヴェルサイユ宮殿, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
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文字数 4,424 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.05.31
5/31~6/5毎朝5時更新(全6話) 【あらすじ】 オリヴァーは議員として王の暴政に反抗し、抵抗運動に身を投じたものの、国王軍に敗北してしまう。その敗北の直後、オリヴァーは、必ずや国王軍に負けないだけの軍を作り上げる、と決意する。オリヴァーには、同じ質の兵があれば、国王軍に負けないだけの自負があった。 ……のちに剛勇の人(Old Ironsides)として、そして国の守り人(Lord Protector)として名を上げる、とある男の物語。 【表紙画像・挿絵画像】 John Barker (1811-1886), Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
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文字数 3,300 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.05.31
5/31~6/4毎朝5時更新・全5話 【あらすじ】 フランス王フィリップ二世は、イングランドとフランスの西半分を支配するプランタジネット朝から、フランスの西半分を獲得しようと画策していた。プランタジネット朝の王妃であるアリエノール・ダキテーヌは、かつて、フィリップの父のルイ七世の王妃だった。アリエノールの生んだリチャード獅子心王を、そしてジョン欠地王相手に謀略をめぐらし、ついにブーヴィーヌの地で決戦を挑み、フィリップは勝利と共に「尊厳王」と称せられるようになる。 【表紙画像および挿絵画像】 オラース・ヴェルネ, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
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文字数 3,802 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.05.31
5/31~6/3毎朝5時更新・全4話 【あらすじ】 古代ギリシア―― 都市国家(ポリス)スパルタ率いるペロポネソス同盟により、ギリシアは支配されていた。都市国家(ポリス)テーバイは、スパルタの命ずるままに、その精鋭部隊・神聖隊(ヒエロス・ロコス)を戦地へと送った。 その神聖隊の中に、ふたりの若者――エパイメノンダスとペロピダスがいた。 やがてペロピダスとエパメイノンダスはクーデターを起こしてテーバイの政権を奪取し、テーバイをスパルタの支配から解放した。 やがてスパルタとテーバイは激突する――その戦い、「レウクトラの戦い」において、スパルタの無敵の密集方陣(ファランクス)に、斜形陣(ロクセ・ファランクス)で挑む。 【表紙画像】 Megistias, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
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文字数 5,726 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.05.31
【あらすじ】 美濃の戦国大名、斎藤道三の娘・帰蝶(きちょう)は、隣国尾張の織田信長に嫁ぐことになった。信長の父・信秀、信長の傅役(もりやく)・平手政秀など、さまざまな人々と出会い、別れ……やがて信長と帰蝶は尾張の国盗りに成功する。しかし、道三は嫡男の義龍に殺され、義龍は「一色」と称して、織田の敵に回る。一方、三河の方からは、駿河の国主・今川義元が、大軍を率いて尾張へと向かって来ていた……。 【登場人物】 帰蝶(きちょう):美濃の戦国大名、斎藤道三の娘。通称、濃姫(のうひめ)。 織田信長:尾張の戦国大名。父・信秀の跡を継いで、尾張を制した。通称、三郎(さぶろう)。 斎藤道三:下剋上(げこくじょう)により美濃の国主にのし上がった男。俗名、利政。 一色義龍:道三の息子。帰蝶の兄。道三を倒して、美濃の国主になる。幕府から、名門「一色家」を名乗る許しを得る。 今川義元:駿河の戦国大名。名門「今川家」の当主であるが、国盗りによって駿河の国主となり、「海道一の弓取り」の異名を持つ。 斯波義銀(しばよしかね):尾張の国主の家系、名門「斯波家」の当主。ただし、実力はなく、形だけの国主として、信長が「臣従」している。 【参考資料】 「国盗り物語」 司馬遼太郎 新潮社 「地図と読む 現代語訳 信長公記」 太田 牛一 (著) 中川太古 (翻訳)  KADOKAWA 東浦町観光協会ホームページ Wikipedia 【表紙画像】 歌川豊宣, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
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文字数 330,779 最終更新日 2023.09.07 登録日 2023.05.31
【あらすじ】 今川義元は、駿河守護・今川氏親の四男として生まれ、幼くして仏門に入れられていた。 しかし、十代後半となった義元に転機が訪れる。 天文5年(1536年)3月17日、長兄と次兄が同日に亡くなってしまったのだ。 かくして、義元は、兄弟のうち残された三兄・玄広恵探と、今川家の家督をめぐって争うことになった。 ――これは、海道一の弓取り、今川義元の国盗り物語である。 【表紙画像】 Utagawa Kuniyoshi, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
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文字数 12,948 最終更新日 2023.05.30 登録日 2023.05.26
【あらすじ】 今川義元の大軍が尾張に迫る中、織田信長の家臣、簗田政綱は、輿(こし)が来るのを待ち構えていた。幕府により、尾張において輿に乗れるは斯波家の斯波義銀。かつて、信長が傀儡の国主として推戴していた男である。義元は、義銀を御輿にして、尾張の支配を目論んでいた。義銀を討ち、義元を止めるよう策す信長。が、義元が落馬し、義銀の輿に乗って進軍。それを知った信長は、義銀ではなく、輿上の敵・義元を討つべく出陣する。 【表紙画像】 English: Kano Soshu (1551-1601)日本語: 狩野元秀(1551〜1601年), Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
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文字数 10,718 最終更新日 2023.06.09 登録日 2023.05.31
【あらすじ】 文政三年。歌舞伎役者、三代目・坂東三津五郎(ばんどうみつごろう)は悩んでいた。演目「玉兎(たまうさぎ)」にて、兎、爺、婆、狸の四役の演じ分けをしなければならないからだ。二代目・坂東三津五郎に相談すると「――黒き鏡だ」という答えが返って来た。 思い余って「根岸のご隠居」こと絵師・酒井抱一(さかいほういつ)のいる根岸・雨華庵(うかあん)へと赴く。 幕府名門・酒井家出身の抱一との洒脱で含蓄のある会話から、三津五郎は「黒き鏡」の意味に思い当たり、「玉兎」の舞台へ向かう。 酒井抱一が観るその舞台にて、三代目・坂東三津五郎は「玉兎」を演じられるのか――。 【登場人物】 三代目・坂東三津五郎:歌舞伎役者。父の初代・坂東三津五郎の死の際に幼かったため、父の弟子が二代目・坂東三津五郎となるが、成長して三代目を襲名。その演技は、江戸随一と評判が高い。日本舞踊五大流派のひとつ「坂東流」の祖でもある。 酒井抱一:絵師。江戸幕府の名門・酒井家の出身。しかし世継ぎとなることはできず、出家して隠居する。出家前から芸術に志し、特に絵画に熱中し、出家後は江戸郊外・根岸に雨華庵という庵を結び、巨匠・尾形光琳の遺された作品から大いに学ぶ。のち、江戸琳派という、光琳の流れをくむ絵の流派の祖となる。 ※文中の歌は、二代目・桜田治助の作詞によるものです。 【表紙画像】 初代歌川豐國 / Toyokuni Utagawa I, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
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文字数 4,579 最終更新日 2023.05.31 登録日 2023.05.29
5/31~6/5毎朝5時更新(全6話) 【あらすじ】 フランス革命は成った。しかし革命政府は混迷し停滞し、そのため司法や行政を「効率的」かつ「合理的」に進めるために、「公安委員会」なる組織を設置。これを取り仕切るのが、マクシミリアン・ロベスピエールである。 革命を保つため、ロベスピエールは邁進するが、その清廉さは独善にも通じ、それは迷走そして暴走し、ギロチンの刃の下に、多くの人が親しい者に別れを告げた。 一方、国民公会議員のジャン・ランベール・タリアンは革命政府の指示の下、ボルドーへ派遣され、そこでテレーズ・カバリュスなる女性と出会い、恋に落ち、溺愛する。 そしてタリアンはテレーズの言われるがままに、反革命分子の処刑に手心を加えるようになる。 これを知ったロベスピエールはタリアンをパリに召還、テレーズも投獄される。 タリアンはテレーズの釈放に尽力するがかなわず、ついにテレーズから「さよなら(オールヴォワール)」という手紙を送られて……。 「さよなら(オールヴォワール)を覆す最高の方法を教えよう」 ……そのような誘い文句で、タリアンを反動(クーデター)に誘う者がいた。熱月(テルミドール)の反動に。 その名を、ジョゼフ・フーシェといった。 【表紙画像】 ヴェルサイユ宮殿, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
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文字数 2,644 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.05.31
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