「アコギ」の検索結果
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――本当はエロい、マッチ売りの少女♂
スラム街で生まれ育った少年ノアは、悪友達にそそのかされてとある悪事に手を染めていた。
美人局。
女装して幸薄い美少女になりきり、マッチ片手に道行く紳士たちにこう声をかける。
『マッチいりませんか』
これは隠語。
同時にチラリと上目遣いでもして見せれば、汚らしい欲望の虜になった男どもは頬をだらしなくゆるませるだろう。
そして誘われるがまま路地裏へ。
待ち構えていたスラム街育ち半グレ悪ガキ共に脅されて、金目のものを巻き上げられるのだ。
ああ恐ろしや。
さて今日も今日とてアコギな金稼ぎ。
ノアが獲物を物色していると、一人の男が彼の元に立った。
それは息を飲む程に美しく。どこぞの軍神かその彫刻かと思うかのような肉体美の紳士であった。
「マッチ、もらおうか……すべて」
少年の受難が始まる。
文字数 12,709
最終更新日 2023.04.01
登録日 2023.03.26
氷河期世代が大好きな要素をぎゅっと詰め込んだ
ガールズラブハイファンタジーです。
登録日 2020.10.12
英語大好き。モテるためなら英語やります。隣の子がギターやってるので、自分も真似してみます。I can do it.
ミュージシャンになりたい!
文字数 5,380
最終更新日 2024.05.26
登録日 2024.05.26
かつて私は音楽家でした。
作詞・作曲をし、自らギターを弾き、ベースを弾き、ドラムを演奏してコーラスを重ねました。曲によってはキーボードを叩き、ピアノでバッキングを刻んだり。扱える楽器が少なかったから、さながら4ピースのロックバンドのような編成で。
今の私はJazzを愛し、クラシックを聴きます。そして、ここで発信できるのは言葉だけです。でも、ほんとうの意味では言葉だけではない。ここで私は実際的には吹けもしないテナーサックスをスタン・ゲッツのように奇跡的に吹くし、ビックス・バイダーベックのように慎ましくコルネットを演奏するし、ときにはビル・エヴァンス・トリオのワルツ・フォー・デビーを無邪気に真似たりもするでしょう。
この場所で私は大編成のオーケストラであり指揮者であり、あるいは孤立無援のストリート・アコギ弾きであるかも知れません。
確かに、ここで発信できるのは言葉だけです。でも、読んでくれたあなたの中には幸福な音楽が溢れるかも知れません、もしかしたら。そうであればいいなと願います。ここに連ねるすべての曲たちには、実はきちんと「音」があります。キーがあり、コード進行があり、転調があり、アンサンブルがあります。そしてlyricが乗るメロディがある…。それを私は伝えることができない。でも、あなたの中にあなただけの「音楽」を紡ぎ出してくれることを少しだけ望みます。
演奏をしなくなった私は今でも音楽家です。
(こちらのコンテンツにつきましては、横読みをおすすめいたします。)
文字数 6,045
最終更新日 2022.08.31
登録日 2019.12.17
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