「マドリード」の検索結果
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1941年、クリスマス直前のマドリード。
矢嶋志貴は、上官の梶公使と共に、一人の青年と面会していた。母国の運命を、少しでも悲劇から遠ざけるために、彼の協力が必要だったのだ。
国を跨いだ諜報網を持つ、有能だが危険な男──テオバルド・アルヴァ・コルテス。しかし彼は、意外な人懐こさで志貴の心に入り込む。
「あんたにだけは、テオと呼ばれたい。……子供の頃の愛称だ、もう他に呼ぶ者もない」
陽気なラテンの色男の中に、時折垣間見える昏い情念と空虚な闇に強く惹かれる志貴と、付かず離れずの距離を保ちながらも執着するテオバルド。
そして、年上の幼馴染であり憧れの人でもある、駐在武官の衛藤一洋中佐。
2人から捧げられる真摯な愛の言葉をすべて信じることができず、志貴は退け続けるが、次第に心は揺れていく。
混迷を増す戦局の中、使命のために身動きが取れなくなっていく3人を、戦乱の大波が飲み込もうとしていた──。
◇◇◇
■性描写のある章には、※を付記しております。苦手な方はご注意ください。
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文字数 239,592
最終更新日 2024.05.26
登録日 2024.01.20
時は16世紀頃、マドリード公国では活気に満ち溢れた都市を築いていた。
おっと、解説者訂正・・・ファンタジーなのに現世の話をしてはいけなかった消し消し。
とにかく、王族や貴族を中心とした大都市には数多くの冒険者が集まっている。
ギルドでは依頼を求める冒険者が集結し、時にはパーティーを組んでいる。
その中に颯爽とした勇者様が現れた。
彼の名はクラウス、金髪と爽やかな甘いフェイスは女性を虜にしそうな風貌である。
しかし世の中とはそう上手くはいかないというお話。
主人公が理想の美男RPGキャラだと思って安易に期待を寄せてはいけない。
この物語の趣旨はタイトルそのものという事を忘れてはならない。
とりあえず敢えてしつこく禁句を出せば現世でいう16世紀みたいな感じである。
(ベタでテキトーな世界観だなぁ・・・と初っ端からやる気なさそうなユルイ解説者が呟くのもお約束違反である。)
こら、そこっ!
無駄にどーでもいい話を強調するなというツッコミは禁止だ。
何故ならば解説者の存在意義が無くなるではないか。
え?要らない?
申し訳御座いません、お仕事無くなっちゃうので枠だけも確保させて下さい。
※2020/03/09 「勇者様現る」にて筆者の知識不良が生じていたため部分的に、加筆訂正しています。
文字数 9,384
最終更新日 2020.03.11
登録日 2020.03.06
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