「平屋建て」の検索結果

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 保育園を卒園したばかりの6歳の大河は、ある事情で、母の実歩に連れられて古い平屋建ての借家に引っこすことになった。  借家のとなりには同じような家があり、同い年の少女、香葉来(かはら)と、母の香織が住んでいた。  両家は母子家庭で家庭環境も似ていたから、母同士はすぐなかよしになったが、香葉来は極度の人見知りだったので、大河に心を開かなかった。大河はもんもんとした気持ちだった。  ある日、香葉来の楽しげな声が聞こえてきたと思えば、彼女は知らない女の子と、きゃっきゃと遊んでいた。  その女の子は、真鈴(まりん)。借家の大家である里璃子の娘、真鈴だ。  真鈴は大河にほほえみかけた。友達になろうよ、と。  真鈴に巻きこまれるかたちだったけど、香葉来も少しずつ大河に心を開くようになった。    大河、香葉来、真鈴。3人は同じ小学校に入り、クラスも同じになった。  3人の絆は日に日に深くなっていく……。    けれど。成長していく中で、それぞれ、得意不得意、障害、コンプレックス……さまざまな個性がきわ立ちはじめ、とまどい、苦悩し、葛藤する。  それでも。3人はお互いを「特別な友達」と思い、支えあってすごしていく――が、あるとき。  3人に大きな歪みができた。  歪みは深まった。  姿を変えていき、やがて……  ――中学2年のとき。大河は……。  取り返しがつかない、ひどいいじめを犯す人間になってしまった。
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小説 185,514 位 / 185,514件 ライト文芸 7,593 位 / 7,593件
文字数 182,168 最終更新日 2020.05.19 登録日 2020.04.30
「世は冒険時代である!!」 英雄冒険家ヘルトの言葉だ。 かつて人間と魔族で起こった古代戦争。 現代にまで残り続ける遺跡群は、いつしかダンジョンと呼ばれるようになった。 失われた叡智と宝物が眠るダンジョンに人も魔族も「夢」を見た。 やがて、命を賭して戦い続ける夢の旅人たちを世界はこう呼んだ。 『冒険者』と。 そして、イーストフィールズ領の小さな田舎町『カントリー・タウン』にそれは在った。 木造平屋建て、三角屋根の小さな酒場。 人ひとりが通れる狭い入り口脇に立て掛けられた看板には、店名"MOON&SUN"の文字が掘られている。 一見すればお洒落なバーかと思うが、扉を開けばお世辞にも綺麗とはいえないテーブル席と、狭いカウンター席。 ……オマケに床はギシギシ軋む。 だが店内を見渡せば、賑わっている様子。 対応に追われる可愛い女子店員がホールを忙しそうに走り、カウンター席では主人と思わしき男が馴染みの客に料理を振るう。 ふと、馴染みの客と主人の会話に耳を傾けてみる。 「マスター、この店もいい感じになってきたんじゃないですか」 「まだ開店して一か月だぞ。まだまだ良い店も何もあったもんじゃないさ」 どうやらこの店はオープンして間もないらしい。 馴染みの客は一欠けらのチョコレートをウィスキーで流し込んだ後、笑いながら言った。 「いえいえ、それでも噂にはなってますよ」 「何がだ」 「世界を斡旋する冒険団の『元エース』が開いた冒険者のための憩いの場……ってね」 ……それ故に。 この酒場は開店一か月して、既に冒険者たちの間では話題となっていた。 "MOON&SUN"という店名など露知らず。 冒険酒場と、呼ばれて―――。
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小説 21,304 位 / 21,304件 ファンタジー 8,271 位 / 8,271件
登録日 2018.03.18
染具羅譜(ゾグラフ)家は男ばかりの4人家族+黒猫 いつもの朝。みんなを起こして、朝ごはんを食べて、仕事や学校に行くはずが・・・・ 気が付いたら西洋のお城・・・そこには執事がいた。 僕たち木造家屋の平屋建てで、ごはん食べてたよね? なに?このキラキラした感じ! 家族4人+黒猫+家財道具一式すべて、有無も言わさず引越し完了。 引越し。と言う名の異世界へ強制送還!慌てふためく僕たちをよそに お父さんは・・・・ 僕たちどうなるの?
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小説 185,514 位 / 185,514件 ファンタジー 42,623 位 / 42,623件
文字数 76,644 最終更新日 2019.06.28 登録日 2019.04.03
勤めていたが会社が倒産。 1ヶ月後には収入がなくなる上に家賃補助がなくなる事で家賃が今の倍に跳ね上がると訊いた近藤 里美 28歳。 道路に落ちていた求人情報誌の未経験者大歓迎!高収入!寮完備!水道光熱費込み!安心安全の工場勤務! の求人情報の連絡先に迷う事になく連絡を入れた。 すると学生時代の就職活動が嘘の様に勤務開始日までが、トントン拍子に決まった。  しかし、案内されたのは寮ではなく店舗兼住宅のオンボロ木造平屋建てだったのである。 寮は現在いっぱいで『待ち』という状態らしい。 仲介業者の社長宅の持ち家だから安心らしいのだが、とにかくボロい。 1年前まで子連れの親子が住んでいた為、荷物が一部が残った状態。 しかし最近まで生活していたため工事の必要な所はなく生活に必要な水道、電気、ガスは連絡を入れれば直ぐに使えるらしかった。 里美は、家の表に出て目に入った朽ち果てた木製の縁側を見た。 『御社で働いている間、好きにリフォームしながら住み続けてもいいでしょうか?』 里美の住むことに対する条件に仲介業者は直ぐに携帯電話で持ち主の了解を取ってくれた。 『オッケーだそうです』  このお話は『里美の縁側』を中心に始まる物語です。
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小説 185,514 位 / 185,514件 ライト文芸 7,593 位 / 7,593件
文字数 23,486 最終更新日 2022.12.06 登録日 2022.11.23
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