「経済制裁」の検索結果

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 この話を書き始めた当時は思ってもみなかったのですが、ロシア軍によるウクライナへの侵攻を巡って広がった国際輿論を見るにつけ、強い“既視感”を覚えざるを得ませんでした。  ちょうど90年前の同じ季節、上海を舞台に日本と中華民国の武力衝突が起こった際、世界に広がった輿論と“瓜二つ”なのです。もっともあの頃は世界に多少なりとも“良識”が残っていましたから、「対日経済制裁」は瀬戸際で見送られることとなりましたが……。  上海での武力紛争に先立つこと4カ月、満洲事変が起こった時には外交団の間にこんなことが交わされました。  国と国との紛争ごとは、よくよくの“いきさつ”があってはじめて起こる。この“いきさつ”を無視して起 こった“事態”にのみ目を向ければ、絶対的に事を起こした側が悪者になる。  しかし悲しいかな、この“いきさつ”巴とても複雑で面倒だから、大方の人々はつい目をそむけたくなるのです。だから戦争はいつも、「突如として起こる」かのように見えてしまうのです。  筆者は決して、今回のウクライナ紛争におけるロシア側を擁護するとか、正当化するつもりはありません。ただ90年前、我々の父祖が“同じ経験”をしたという事実を知って欲しいのです。  この長たらしい小説はただひたすら記録に忠実に、昭和の歴史を描き出した実録となります。 ※受験生には目の毒なので、R18指定をさせていただきました。
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小説 25,726 位 / 185,522件 歴史・時代 371 位 / 2,365件
文字数 592,478 最終更新日 2022.05.03 登録日 2021.01.07
少し先の未来。個人主義から派生した社会形態。すべては投票により決まる。 西暦20XX年。少し先の未来。 僕らは3歳を迎えると、AIが管理する専用端末が配布される。 そこからは、端末に従い生活をすることになる。 違反をすれば、違反ポイントが加算され、善行をすれば善行のポイントが加算される。 差がマイナスになれば、懲役も与えられる事がある。 このような世界になった出発点は、50年ほど前。 ユーラシアの大国が領有権を訴え次々と周りの国に対し攻撃を始めた。 世界は、それでも傍観し支援と経済制裁をと言っていたが、戦火は拡大。 要するに、領有権などは言い訳。 大国は、世界に覇権を求めていた。 統治と呼ばれる、属国化。 無論小国の中には、無条件で手を上げ白旗を振る者たちもいた。 だがその末路は、世に言う奴隷。 個人の権利はなく、医療、教育も放棄させられる。 ただの部品。 だがやがて、戦火は世界を包み込む。 いつしか北欧神話が引用され、「スルト(巨人)の放った炎が、世界を焼き尽くし」の文言から『ラグナロク』と呼ばれる。 半数の国々はなくなり、核により住めないところも多数。 これはミサイルもあるが、原発の暴走もある。 自国に、核ミサイルがなければ、原発に撃ち込めば一緒じゃないか。 そんなこんなで、十分寒冷化した頃。 世界的食糧難が進み、戦争は終わった。 だが、我が国日本では、粛正の嵐が巻き起こり、責任を追及する流れが発生。 これにより、政治家はいなくなり、意志決定はネットに繋がった端末により全員参加。 否定なら、明確な対案を明記する必要がある。 うまくいけば良いが、行かなければ最悪死刑まで量刑がある。 そう。責任は我が身で負えと言うこと。 無論賛成をしたものも。責任を負う。 パスができるのは、自身の事。および3親等内の家族に対する決定のみ。 それと、市民では無くなったとき。 死んだときと、犯罪者。懲役に変わる労働役。 個人端末は、ロックされる。 紛争地での、従軍と作業。 今俺はちょっとしたことで、従事中。 退屈で、危険な日々を送る。 ある日まで。 プロット作成中。 不定期更新。
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文字数 72,679 最終更新日 2023.07.31 登録日 2023.06.01
 西暦2037年5月。北大西洋の中心に位置するグラン・エトルアリアス共和国は国際連盟からの脱退、及び核兵器禁止条約の署名を破棄するという一方的な通告を全世界に対して発表した。  さらに、同国は世界特殊事象研究機構と独自に締結していた災害時協定も放棄し、自らの意思によって世界から孤立を深めていくこととなる。  これらの発表に伴い、アメリカ合衆国をはじめとする一部の常任理事国や関係諸国は、同国に考えを改めるよう働きかける勧告声明を発表し、国際連盟の緊急総会の招集を求めた。最初こそ態度を明らかにしなかったロシアと中国も各国の動きに追随することとなる。  さらに、アメリカ合衆国ホワイトハウスは、同国が核兵器を秘密裏に保有している事実を掴んでいるとし、世界を核の脅威にさらそうとしているとの強い非難声明を発表した。即時に態度を改めない場合は強力な経済制裁を発動すると警告した上で、安全保障の為に軍を派遣する用意もあると発表した。  時は流れ、同年9月8日。グラン・エトルアリアス共和国は、大統領であるアティリオ・グスマン・ウルタードの演説を世界に向けて配信。演説の中では、これまで経済大国や関連諸国が同国に対し、いかに理不尽な行いをしてきたかなどを述べた上で、真なる自由の獲得と地位保障を求めると共に、報復の意志を示し全世界に対して宣戦を布告すると発表した。  世界各国による数か月に渡る呼び掛けも虚しく、同国は独断で第三次世界大戦への道を突き進んだのである。  その数日後、宣戦布告を受けて北大西洋上に艦隊を展開していたアメリカ、イギリス、フランス連合空海軍が先制攻撃を仕掛け、グラン・エトルアリアス共和国への進撃を開始。9月12日。両陣営による激しい戦火を持って第三次世界大戦の火蓋が切って落とされた。  しかし開戦後、敵国の圧倒的な軍事力の前に、半刻足らずで三国連合の敗北が決定的となり撤退を余儀なくされる。  以後、グラン・エトルアリアス共和国は連合国の攻撃に対する報復を表明。科学技術の粋を結集した強力な軍事力をもって、世界各国に点在する軍事設備を次々と襲撃し、僅か1週間の間に多大な戦果を挙げていくのであった。  事態を深刻に見た国際連盟は、世界連合を結成することを緊急決議。国連軍を組織し、国連憲章に定められた安全保障の各原則の理念に基づき行動を開始する。  併せて、世界特殊事象研究機構も緊急災害時協定に基づき国際連盟から協力を要請され、この戦禍へと呑み込まれていくのであった。 ※前後作品 前【不可視の薔薇 -ウェストファリアの亡霊-】 後【マリス・ステラ -終末の日-(執筆前)】 ※この物語はフィクションです。作中に登場する国家・個人・組織・団体等は実在する同名のものとは関係がありません。
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小説 21,299 位 / 21,299件 ファンタジー 8,270 位 / 8,270件
登録日 2022.05.04
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