「蔦屋重三郎」の検索結果
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件
江戸は寛政の頃の話である。
お照が紹介された奉公先は吉原の菓子屋。
そこの女将こそはフランス革命から逃れてきた王妃マリー・アントワネットであった。
菓子作りを学びながら息子のシャルルの身辺警護および女将の首席侍女も勤めることに。
死体を発見したり、家斉に殺されそうになったり、隠密に絡まれたり、どたばた江戸を駆け回る、そんな物語。
文字数 276,479
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.05.26
謎の浮世絵師東洲斎写楽とは一体何者だったのか。蔦屋重三郎は、斎藤十郎兵衛という阿波の能役者の描いた絵を見て驚いた。今までの絵にはない「個人」の「素顔」がそこには描かれていた。寛政の改革で「身代半減」、「手鎖50日」の処罰を受けた重三郎は、一大プロジェクトを考える。それは十郎兵衛、山東京伝、喜多川歌麿、葛飾北斎の力を結集し、「東洲斎写楽」というブランドを売り出すことだった。「東洲斎写楽」である斎藤十郎兵衛にはある秘密があった・・・。
文字数 36,000
最終更新日 2025.06.15
登録日 2025.05.31
【第11回歴史・時代小説大賞 奨励賞】
絵師・栄松斎長喜は、蔦屋重三郎が営む耕書堂に居住する絵師だ。ある春の日に、斎藤十郎兵衛と名乗る男が連れてきた「喜乃」という名の少女とで出会う。五歳の娘とは思えぬ美貌を持ちながら、周囲の人間に異常な敵愾心を抱く喜乃に興味を引かれる。耕書堂に居住で丁稚を始めた喜乃に懐かれ、共に過ごすようになる。長喜の真似をして絵を描き始めた喜乃に、自分の師匠である鳥山石燕を紹介する長喜。石燕の暮らす吾柳庵には、二人の妖怪が居住し、石燕の世話をしていた。妖怪とも仲良くなり、石燕の指導の下、絵の才覚を現していく喜乃。「絵師にはしてやれねぇ」という蔦重の真意がわからぬまま、喜乃を見守り続ける。ある日、喜乃にずっとついて回る黒い影に気が付いて、嫌な予感を覚える長喜。どう考えても訳ありな身の上である喜乃を気に掛ける長喜に「深入りするな」と忠言する京伝。様々な人々に囲まれながらも、どこか独りぼっちな喜乃を長喜は放っておけなかった。娘を育てるような気持で喜乃に接する長喜だが、師匠の石燕もまた、孫に接するように喜乃に接する。そんなある日、石燕から「俺の似絵を描いてくれ」と頼まれる。長喜が書いた似絵は、魂を冥府に誘う道標になる。それを知る石燕からの依頼であった。
【カクヨム・小説家になろう・アルファポリスに同作品掲載中】
※各話の最後に小噺を載せているのはアルファポリスさんだけです。(カクヨムは第1章だけ載ってますが需要ないのでやめました)
文字数 155,746
最終更新日 2024.08.31
登録日 2024.07.13
文字数 18,015
最終更新日 2025.12.15
登録日 2025.01.06
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