川嶋
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整合歴元年。世界中には人間の他に新たな生物が繁栄した。なぜ拡がったのか、どこからやってきたのかも分からない生物『蛭』。彼らは人間の血を吸い生きていく。そして、異能力を持ち、人間たちを混乱の渦に呑み込んだ。
その蛭立ちを倒すべく、神に許され、神に血を与えられ生まれた人間たちが現れた。『神の子。神様。』と呼ばれる者達の誕生日。整合歴250年頃の話である。神に与えられた力により、蛭と対等に戦えるようになった人間の前に、まだ強力な力を持つ蛭が現れた。
神の子は、次第に、蛭と助け合いながら、何故我々を攻撃するのかを追求していく。
背後に見える強大な壁に気づかないままで。
文字数 1,791
最終更新日 2021.03.26
登録日 2021.03.26
ある猟奇的殺人事件が起こった。
被害者は老若男女様々な人達。切り取られた痕跡があり、どこか一部分が欠損している状態で見つかる。
その事件を追った先にある男性が浮上する。
その男性は一ヶ月前に自殺していた。
遺族から貸していただいた手帳。
遺族はこの手帳を「捨てるから貰って」と言ってきた。
この手帳の中にきっと何かが隠されている。
そう思って、ページを開いた。
文字数 4,220
最終更新日 2021.03.23
登録日 2021.03.23
ここ、死前(しぜん)課には、死に関する悩みや相談の電話がかかってくる。
自殺や事故、病気、あまたの数の死に関する電話。
それを対応する私。
いつか死を考えなくていい平和な公平な世界が来ることを願って、今日も受話器を取る。
文字数 4,058
最終更新日 2021.03.02
登録日 2021.02.27
高校生の時、湊生香織は恋をした。相手は、当時男性アイドルの研究生としてドラマやバラエティに出ている、人気急上昇の河西幸樹。テレビでは、森崎ゆうきと名乗っていた。
2人は、同じ高校の同じ演劇部に所属していた。河西の方が1歳年上の先輩。2人とも演技の腕は全国レベル。演劇部もコンテストなど数々の大会に出ていた。
湊生は、河西の背中を追い、女優として生きることを決める。事務所の養成所に入り、毎日演技のために生きている。
この2人の高校からの日常の物語。
文字数 5,306
最終更新日 2021.02.24
登録日 2020.11.23
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