「わたくし、もっとアシュラン様に愛されたいのです」
恋とは、もっと熱くて甘くて、ときに大胆なものでしょう?
──そう信じたカミラは、とある“恋愛指南書”を片手に、
婚約者である王子の寝室へと忍び込み……?
「初夜までは、お預けです」
そう微笑むのは、穏やかで優しい──でも決して譲らない、鉄壁の王子。
恋に一直線な令嬢と、理性で応えるスパダリ王子の、
“キスすら叶わぬ”甘くて遠い婚前交渉バトルが、今夜も始まる。
文字数 102,579
最終更新日 2025.11.03
登録日 2025.09.28