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四川出身の妻と、日本で働く夫。
文化も言葉も違う二人が、同じ家で暮らしています。
洗濯、料理、猫、すれ違う言い方。
麻婆豆腐の辛さと、白いご飯のやさしさ。
小さな喧嘩と、いつもの仲直り。
季節は巡り、
クリスマスが終わり、正月が来て、
紅葉が散り、また一年が始まる。
特別じゃない日々の中に、
ふと立ち上る温度や匂い、
言葉にならない安心があります。
この日記は、
「愛している」よりも、
「一緒にいる」ことを選び続ける
中日夫婦の、静かで少し辛い家庭の記録です。
読み終えたあと、
あなたの今日も、
少しだけ悪くないと思えたら——
それで十分です。
文字数 8,436
最終更新日 2026.02.04
登録日 2026.01.05
(各話には、それぞれの物語に対応した”挿絵”が添えられています。)
上海で再会した日本人作家・安倍真言(あべ まこと)は、
編集者の林莉莉(リン・リリィ)から、
中国各地に伝わる“百の怪”を聞かされる。
蝶が声を奪い、蛇が夢を癒やし、
骨が命を語り、香が記憶を消す。
そして、人が“鬼”となる。
現実と幻想の境に立つ彼は、
いつしか物語の中へと踏み込み、
自らもまた“語りの鬼”へと変わっていく――。
時を越え、国を越え、
人の心に宿る闇と美を描く連作怪異譚。
『華夏百鬼抄(かかひゃっきしょう)』
語り継がれる限り、鬼は死なない。
文字数 18,950
最終更新日 2025.11.21
登録日 2025.11.04
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