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『“ハズレ枠”の私を愛してくれたのは、あなたでした』
長女なおの、その後の物語。
ずっと一緒にあなたといたい。
――それなら、結婚しちゃえばいいんだ!
思いつきから始まった結婚生活。
結婚式は、親を安心させるための“長女の役目”だと思っていた。
順調に進む式の準備。
祝福してくれる家族や友人たち。
なのに、胸の奥はざわつく。
どうして結婚式を急ぎたいんだろう。
どうして彼が知らない場所で笑うだけで苦しいんだろう。
“好き”の意味は、まだよくわからない。
それでも。
選ばれたいと思った。
隣にいてほしいと思った。
そして気付く。
欲しいのは、あなただけだった。
文字数 14,271
最終更新日 2026.07.20
登録日 2026.07.19
求められれば、断る理由がないから身体を許してしまう。
けれど、そのあとに男たちが浮かべる「傷ついた顔」の理由が、わからなかった。
保坂(ほさか)なおは、「好き」が理解できない。 大切にされる資格なんてない。
断る理由も、見つけられない。
そうやって境界線を引かないまま、覚悟を持って触れてきた友だちだった人たちを泣かせ、失ってきた。
ただひとり、中学時代からの親友――“あきくん”こと日高千秋(ひだかちあき)だけを残して。
高校の冬、初めて身体を重ねた日からおよそ半年後。
彼の腕の中、告げられた「好き」の意味がわからず「なにが」と返した瞬間、彼は静かに涙をこぼした。
あの日から、彼は触れてこない。
それでも、当たり前のように隣に居続ける。
「5年後、10年後、隣にいて欲しいのは?」
欠陥だらけの自分が“女の幸せ”は望めない。
結婚も、子どもも望まないと微笑む彼は、本当にそれで幸せ……?
あたしは、彼に何を返してあげられるのだろう。
(※心理描写重視/男目線あり/ハッピーエンド)
文字数 51,809
最終更新日 2026.07.16
登録日 2026.07.05
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