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とある自然豊かな町の名家、各務屋家の奥の間には高価そうな鏡台が置いてある。
普段は綺麗な布で覆われていて、毎朝部屋の掃除をしてお酒を供える時にだけ外される。毎日磨かれている鏡は曇り一つなくて、いつでも真っ直ぐに部屋の様子を映していた。
腰を痛めた母親に代わって、掃除をやらされている大学1年生の各務屋 千紗登(かがみや ちさと)は、ある日の掃除の最中、鏡の中に子供を見かけてしまう。振り返ってもなにもおらず、気のせいか? と思っているとその子供を夢に見る。
何度も夢に見ているうちに、ふとした瞬間「名前呼べないの不便よね」と思った千紗登は、何の気なしに子供に「たま」という渾名をつける。
猫のように気紛れで、金色の瞳もまるで子猫のようだったから。
しかし、それが大きな間違いで、家憑きの神様だった「たま」に気に入られてつきまとわれるようになってしまう。しかも、公務員の長男、神社に婿入りした次男、心霊系配信者希望の三男である弟が次々と心霊系トラブルを持ち込んでくる。
千紗登は、たまと一緒に様々なトラブルを解決していくことになるのだった。
文字数 9,586
最終更新日 2026.01.31
登録日 2025.12.31
退魔の力を持つ一族である倉橋依織(くらはし いおり)の元に、ある日突然名家である橘家との婚姻話が持ち上がった。しかも、それを命じてきたのは、霊的な事象を司る国の機関。断ることなどできなかった。
依織は退魔の一族に生まれながらなにも力を持たない落ちこぼれだった。出来るのは、才能ある双子の姉、彩織(さおり)のサポートをすることくらい。
対して婚姻を命じられた橘紫苑(たちばな しおん)は兄の碧唯(あおい)と揃って、妖異の鎮圧・討伐の精鋭部隊『鎮妖寮(ちんようりょう)』で活躍している有能な兄弟の弟だった。
どう考えても、釣り合わない。更に依織には、紫苑と結婚できない理由もあった。
しかし、『呪い』をその身に宿して生まれてきた紫苑にはなにか思うところがあるようで、この婚姻を喜んで受け入れていた。
ここに異性装カップルが誕生したことを、依織は知らなかった。
押しの強い男装女子×自分に自信のない女装男子の、妖異と戦いながらのちょっと奇妙な新婚生活が始まる。
※ カクヨムにも同じ話を連載中ですが、アルファポリスさんで先行公開しています
文字数 27,273
最終更新日 2026.01.29
登録日 2025.08.31
貧民街で育った玲花は、ある日呪禁師の束宵に命を救われる。
彼のペースに巻き込まれてあっちこっちと連れまわされ、最終的に同居に持ち込まれる玲花。
しかし、偶然と思われた出会いは偶然ではなくて、全部彼に仕組まれたものだった…?
「玲花が想像しているよりもずっと前から、君だけを愛してる。君以外はなにもいらない。オレが欲しいのは、初めて出会った時から君だけなんだから」
全体的にイチャつき多め、肉体接触表現多めになります。苦手な方はご注意ください。
カクヨムに掲載している「龍王級呪禁師の妄執愛は、拾われ姑娘に絡みつく」の加筆修正版になります。
文字数 59,275
最終更新日 2025.01.02
登録日 2024.12.27
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