6
件
ーーもっとも至福な死を求めてーー
奇妙な程に死に取り憑かれた者達が、死ぬために嬉々として、悄然として、悪戦苦闘する話
文字数 6,586
最終更新日 2024.03.27
登録日 2023.08.14
とある年の冬、『レイラ』は11歳の娘と夫を残し、肺の病で亡くなった。
レイラの母『マリーア』は娘の死後、彼女の部屋の整理をしていた時、机の引き出しから一通の手紙を見つける。
それは連れ添った夫ではなく、夫と出会う前、彼女が過去人生で一番煌めいていた頃に愛した人『ミハイル』へ宛てたものだった。
最期まで引き出しにしまってあったその手紙は時を経て『ミハイル』に届く。
生涯忘れる事の出来なかったひと時の物語。
※不定期更新。
文字数 85,285
最終更新日 2024.02.22
登録日 2022.10.26
当時シェバの王女だった『セイル』と、エレム国王『ソロ』との出会い。
何故二人は結婚をせずに子供だけを作り、『セイル』はそそくさとシェバへ帰ったのか。
何故『ソロ』は『セイル』に惹かれたのか。
何故『セイル』は『ソロ』の想いをことごとく断り続けたのかーー。
将来国を担い、そして身内に裏切られ朽ちていった王女と、その王女の話を胸に大国を築いた王の出会いの話。
完結した『砂漠の女王が愛した星』の過去の話。
本編とは打って変わり、比較的明るい話かと思います。
こちらの話だけでも充分楽しめるかと思いますが、『砂漠の女王が愛した星』も是非併せて読んでみてください。
文字数 59,393
最終更新日 2023.09.01
登録日 2022.11.03
ーー女王が最初から最後まで愛したのは、たった2度会っただけの騎士だったーー
遥か遥か、遥か遠い昔のとある時代。
シェバ国の女王『セイル』は、敵国のスパイだった側近に刃を向けられる。
愛する国が崩壊していく時、
幼かった頃ひと時だけ言葉を交わした、そしてその後手紙を交わし続けた少年『ナジュム』が、青年騎士となって彼女の前に現れる。
崩壊していく景色達と変化していく民の心。
絶望と希望を同時に与えられながら死に向かっていく時、女王は何を想ったのか。
ーー女王の息子が逃げた先、エレム国でしか詳細な記録が残されていないシェバの女王。
栄華を極めたのち悲劇と謎に包まれた女王の葛藤と真実の記録。
そして、一人の女性が変わらない愛を知るまでの物語。
※数年前に見た鮮明な夢を元に書いています。
(紀元前5~10世紀頃モデル)
文字数 116,214
最終更新日 2021.04.02
登録日 2021.02.23
6
件