妹の手がまだ触れない

妹、葉月(はづき)の挙式当日未明。僕は自棄になって車を走らせていた。

いつのころからかお互いに意識しあい、男と女の関係になった僕と葉月。だが、彼女は結局世間体のために後輩の邦彦を選んで僕の前から去ってしまったのだ。
激情にハンドル操作を誤った僕の体を衝撃が貫き、意識が消える。

次に目覚めたとき、僕は葉月との関係が始まるよりも以前、高校二年生のそのころに戻っていた――






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