婚約破棄ですか? 無理ですよ?3

「頼む、婚約破棄、させてくれぇっ!」


そんな情けない声が響いたのは、トトッコ王国の夜会の場。マーシャル公爵家においてのことだった。


「婚約破棄? 無理ですよ?」



シリーズ第3弾。

ひとまず、これで少し一段落?

色々種明かし編となるので、『婚約破棄ですか? 無理ですよ?』と続編の『婚約破棄ですか? 無理ですよ?2』を読んでからでも良いですし、先にこの作品を読んでから、過去の作品を見てみるのも面白いかと思います。

短編にするには文量が多くなりそうなので、長編ということで。

そして、タイミングが良いので、恋愛小説大賞に応募してみます!

2月26日本編完結。
2月27日に番外編も完結です。
24h.ポイント 28pt
1,573
小説 24,594 位 / 222,278件 恋愛 10,308 位 / 64,803件

あなたにおすすめの小説

『愛人を連れて帰ってきた翌朝、名前すら呼ばれなかった私は離縁状を置いて旅に出ます。これからは幸せになります――そう思っていました。』

まさき
恋愛
夫に名前すら呼ばれず、冷たく扱われ続けた私は、ある朝、ついに限界を迎えた。 決定打は、夫が見知らぬ女性を連れて帰ってきたことだった。 ――もういい。こんな場所に、私の居場所はない。 離縁状を残し、屋敷を飛び出す。 これからは自由に、幸せに生きるのだと信じて。 旅先で出会う優しい人々。 初めて名前を呼ばれ、笑い、温かい食事を囲む日々。 私は少しずつ、“普通の幸せ”を知っていく。 けれど、そのたびに――背中の痣は、静かに増えていた。 やがて知る、自らの家系にかけられた呪い。 それは「幸せを感じるほど、命を削る」という残酷なものだった。 一方その頃、私を追って旅に出た夫は、焦燥の中で彼女を探し続けていた。 あの冷たさも、あの女性も、すべては――。 けれど、すべてを知ったときには、もう遅くて。 これは、愛されていなかったと信じた私が、 最後にようやく“本当の愛”に気づくまでの物語。

『「代わりはいる」と言われたので、公務をすべてお返しします』

かおるこ
恋愛
『「代わりはいる」と言われたので、公務をすべてお返しします』 「代わりはいる」 その一言は、羽のように軽く けれど刃のように胸に沈んだ 灯りに満ちた夜会の中で 笑い声に紛れて落とされた言葉は 誰よりも静かに、深く響いた 私は頷いた 涙は零れず、声も震えず ただ、終わりを受け取るように 机の上に積み上げたものは 紙ではない 夜を削った時間であり 飲み込んだ言葉であり 名も残らぬまま重ねた日々だった インクに染まった指先も 冷えた朝の空気も すべては誰かの名の下で なかったことにされていた 「誰でもできる」 そう言ったあなたの背で 世界はきしみ始めていたのに 見えない糸をほどくように 私は一つずつ手を離す 支えていたものを、静かに返す 結び直されることのない契約 交わされぬまま消える言葉 止まる流れに気づくのは もう、私ではない 記録は残る 光の中に、確かに刻まれている 誰が何を背負い 誰が何も知らなかったのか だから私は振り返らない 崩れていく音も 呼び止める声も もう私のものではないから あなたの世界が止まる頃 私はようやく歩き出す 代わりなどいない場所へ 私であることを 私のまま受け取られる場所へ

無能令嬢の婚約破棄から始まる悠々自適で爽快なざまぁライフ

タマ マコト
ファンタジー
王太子妃内定を発表するはずの舞踏会で、リリアナは無能の烙印を押され、婚約を一方的に破棄される。幼少期の事故で封じられていた強大な魔力と、その恐怖を抱えたまま、彼女は反論すらできず王都から追放される。だがその裏では、宰相派による政治的策略と、彼女の力を利用し隠してきた王家と貴族の思惑が渦巻いていた。すべてを失った夜、リリアナは初めて「役目ではなく自分の意思で生きる」選択を迫られ、死地と呼ばれる北辺境へと旅立つ。

婚約者は妹の御下がりでした?~妹に婚約破棄された田舎貴族の奇跡~

tartan321
恋愛
私よりも美しく、そして、貴族社会の華ともいえる妹のローズが、私に紹介してくれた婚約者は、田舎貴族の伯爵、ロンメルだった。 正直言って、公爵家の令嬢である私マリアが田舎貴族と婚約するのは、問題があると思ったが、ロンメルは素朴でいい人間だった。  ところが、このロンメル、単なる田舎貴族ではなくて……。

精霊の愛し子が濡れ衣を着せられ、婚約破棄された結果

あーもんど
恋愛
「アリス!私は真実の愛に目覚めたんだ!君との婚約を白紙に戻して欲しい!」 ある日の朝、突然家に押し掛けてきた婚約者───ノア・アレクサンダー公爵令息に婚約解消を申し込まれたアリス・ベネット伯爵令嬢。 婚約解消に同意したアリスだったが、ノアに『解消理由をそちらに非があるように偽装して欲しい』と頼まれる。 当然ながら、アリスはそれを拒否。 他に女を作って、婚約解消を申し込まれただけでも屈辱なのに、そのうえ解消理由を偽装するなど有り得ない。 『そこをなんとか······』と食い下がるノアをアリスは叱咤し、屋敷から追い出した。 その数日後、アカデミーの卒業パーティーへ出席したアリスはノアと再会する。 彼の隣には想い人と思われる女性の姿が·····。 『まだ正式に婚約解消した訳でもないのに、他の女とパーティーに出席するだなんて·····』と呆れ返るアリスに、ノアは大声で叫んだ。 「アリス・ベネット伯爵令嬢!君との婚約を破棄させてもらう!婚約者が居ながら、他の男と寝た君とは結婚出来ない!」 濡れ衣を着せられたアリスはノアを冷めた目で見つめる。 ······もう我慢の限界です。この男にはほとほと愛想が尽きました。 復讐を誓ったアリスは────精霊王の名を呼んだ。 ※本作を読んでご気分を害される可能性がありますので、閲覧注意です(詳しくは感想欄の方をご参照してください) ※息抜き作品です。クオリティはそこまで高くありません。 ※本作のざまぁは物理です。社会的制裁などは特にありません。 ※hotランキング一位ありがとうございます(2020/12/01)

婚約破棄ですか? 無理ですよ?2

星宮歌
恋愛
『リィナ・マーシャル! 今度こそ、婚約破棄だ!』 今日も懲りずに、第二王子殿下のその言葉が響き渡り、誰も、それに見向きすることはなかった……。 前作『婚約破棄ですか? 無理ですよ?』の続編です。 前作を読んでいなくとも楽しめるように書いています。 わりと人気なので、前作を長編にしたものを書くか、続編を書くかで悩みましたが、続編を書くことに。 息抜き投稿で、7話完結です。 さぁ、それでは、お楽しみください。

「絶対音感など飾り」と笑われたので、王宮の楽器の調律は止めました

歩人
ファンタジー
侯爵令嬢エレナ・ヴァンシェルは、幼少期から絶対音感を持ち、王宮楽団の全楽器——ピアノフォルテ・竪琴・管楽器・大時計の鐘に至るまで——を一人で調律し続けてきた。 しかし婚約者である第二王子は「音楽は男の職人の仕事。耳がいいだけの女など飾りだ」と彼女を侮辱し、婚約を破棄。 「かしこまりました」——エレナは静かに頷き、調律用の道具一式を抱えて辺境伯領へ旅立つ。 三ヶ月後、王妃戴冠式の前夜。宮廷楽団の音は微かに、しかし致命的に歪み始めていた。誰も気づかない。聞き分けられる者が、もう城にいないからだ。

婚約破棄ですか?構いませんわ。ですがその契約、すべて我が家のものです

こもど
恋愛
王立学園の卒業舞踏会で、王太子ディオンは公爵令嬢カリスタに婚約破棄を言い渡した。 隣には涙を流す義妹ヴァネッサ。彼女を信じた王太子は、証拠も確かめずカリスタを切り捨てる。 だが、王太子は知らなかった。 ヴァレリオン公爵家が、王国銀行、港湾、物流、信用保証――王国経済を支える契約の中枢を握っていたことを。 婚約破棄と同時に、カリスタは静かに告げる。 「では契約を終了いたします」 その瞬間、港は止まり、銀行は引き、王都は混乱へ。 やがて暴かれる義妹一家の不正、そして王太子の致命的な愚行。 最後に待つのは、王宮大広間での公開断罪。 見苦しく喚き、衛兵に引きずられていく元王太子を前に、カリスタはただ静かに告げる。 「契約は終わりました」 婚約破棄から始まる、徹底的な最強ざまあ恋愛ファンタジー。