寄るなイケメンっ!私は私の道を行くー覇道を極めし悪役令嬢ー
「寄るなイケメンっ! 吐き出される二酸化炭素で私の経営判断が鈍るわ!」
卒業パーティーの最中、婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢セシリア・ヴァン・ローゼンバーグ。
絶望の淵で彼女が思い出したのは、前世で「経済界の覇王」と呼ばれたストイックすぎる女実業家としての記憶だった。
目の前で愛を語る王太子。彼を守るように囲む騎士団長や宰相の息子たち。
かつての自分なら頬を染めていたハイスペックな面々も、今のセシリアには**「費用対効果(コスパ)の悪い不良債権」**にしか見えない。
「真実の愛? そんな不確かなリソースに投資するほど私は愚かじゃないわ」
セシリアは即座に婚約破棄を受理。慰謝料代わりに、誰もが匙を投げた魔物が蠢く辺境の荒野を要求する。
彼女の目的は、恋愛という名の低レベルなゲームを卒業し、圧倒的な財力と武力でこの国を裏から掌握する**「真の覇道」**を極めること!
――ところが。
バッサリと切り捨てれば切り捨てるほど、
「こんなに厳しい女性は初めてだ……!」
「彼女の冷たい瞳に貫かれたい……!」
と、なぜかイケメンたちがセシリアの「踏み台」になりたがって集まってくる始末。
「邪魔よ、そこを退きなさい! 私の視界に無能が入る余地はないの!」
勘違いの包囲網を突破して、セシリアは無事に世界の頂点へたどり着けるのか!?
冷徹な悪役令嬢による、前代未聞の国家経営ファンタジー、ここに開幕!
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