離縁された後日、元夫が処刑されて、浮気した女は何処にも居なかった
帝国の公爵夫人だったフェルニィカは、冷酷な夫ヴォルグドスから「愛する女ができた」と一方的に離縁を言い渡される。着の身着のままで放り出された彼女は、元来の「なんとかなるわ!」という楽観的な性格を発揮し、国境を越えて温かな「カゼイユ王国」へ。
不器用ながらも地道な努力でパン屋の看板娘として成長していくフェルニィカ。一方、彼女を捨てた帝国では、ヴォルグドスの汚職が発覚して死刑が確定し、浮気相手も財産を持って失踪するという自業自得な末路を辿っていた。そんな旧聞を風の噂に聞いたフェルニィカは一言。「そんなことより、今は新作のデニッシュの方が大事だわ!」
過去を振り返らず、自分を正当に評価してくれる王国の騎士ジィルハイドと共に、彼女は本当の幸せを掴み取っていく。
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