最愛の妻と創る癒やしの迷宮~一度失った君とこの世界で過ごす永遠の時~
大晦日二日前。
結婚三年目の夫婦・優輝と皐月は、温泉旅行へ向かう途中、交通事故にあった。
何度名前を呼んでも返事のない皐月を抱きしめ、優輝は願う。
──もっと、皐月と笑い合っていたかった。
そんな願いは、ダンジョン妖精に聞き届けられる。
『まだ生きたいのでしょう?なら私の手を取りなさい』
優輝の答えは、一つだけ。
──妻も一緒に。
そして、二人はダンジョンマスターと、その眷属となり、異世界で新たな人生を歩むことになった。
温泉を作り、二人でキッチンに並んで料理をして、何気ない日常の中で、二人は小さな幸せを積み重ねていく。
人ではなくなったことはの葛藤を抱え、女王が胃痛に悩まされるほど周囲を騒がせ、温泉のとんでもない効能に人々が熱狂していく中でも……──二人の穏やかな時間は変わらない。
これは世界を救う英雄譚ではない。
永遠を生きることになった夫婦が、何百年先の「来年」も共に迎え続けるための物語。
※第一章完結
※第二章2026年11月から12月頃より、投稿開始予定
※本作には交通事故、死、流血描写、およびトラウマなどの描写があります。苦手な方はご注意ください。
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