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星海から訪れる侵略者
真プロローグ 天上人たちの船の末路
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多大な犠牲を払ったが、毒ガスによってモンスターの討伐は成功したはず。
現在、無人ドローンでの調査は行われているが、数が足りない。
毒ガスを排出後、インベーダーの調査部隊を送る。
~~~
報告によると、毒ガスを放出した区画内は死屍累々だったそうだ。
モンスターだけではない。退避に失敗した人間もだ。
私以外の上層部の人間は成功したと浮かれていたが、私は楽観視することはできなかった。
調査部隊の数を増員し、確認を急がせる。成功していればいいが……
~~~
やはり失敗。毒ガスの影響を受けてはいるものの全個体を殺し切れていない。
再度、毒ガスの散布が提案実行されることになったが、失敗するだろう。
報告通りなら奴らは進化しているはず。毒ガスが効くはずがない。
毒ガスも貴重な資源なのだが。
~~~
案の定失敗。
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もはや侵攻は止められない。
AGでなければ奴らを倒せないだろう。
しかし、船内でのAGの使用は難しい。大きさの問題がある。
AGを動かせるだけのスペースがある空間は限られている。
その一つにおびき寄せることを提案してみたが、却下されてしまった。予想は出来ていた。
~~~
確認されたモンスターの数はとうに千を超えている。
再度区画のパージを検討されたが、もはやその手は通用しない。
奴らは複数の区画に広がっている。もし、それらの区画を全てパージすれば、航行どころではなくなる。
私にできることはAG使用可能区画に奴らが来ること待つだけ。
そうなれば、なし崩しでAGを出撃させることが出来るだろう。
~~~
遂に奴らがAG使用可能区画に現れた。
すぐさま出撃を指示。上層部の許可は待たなくてもいい。
出撃したのはタダのアルゲントゥムではない。
船内活動用に通常よりも小型化されたAGである。
体高は既存のAGの三分の二程度。閉鎖空間でも自由に稼働できる。
小型化されているが、既存機と性能に変化はない。むしろ、パワーアップしている。
小型化されたことによるパワーウェイトレシオが改善。
積んでいるAGリアクターも違う。
新型AGはネオシルバーの使用を前提にした物なのだ。最高出力、稼働限界時間も現行品を遥かに超えている。
武装も最新鋭を装備している。
どれだけ進化しようと新型AGの前に奴らは無力だ。
~~~
区画に侵入したモンスターの討伐は成功。
ここから事態の打開を図る。
~~~
モンスターの死体を回収し、研究に回している。
奴らの生態が判明すれば、対処法が見つかるはずだ。
~~~
モンスターのサンプルが盗まれた。
正式なプロセスで引き渡したが、盗まれたのも同然だ。
モンスターの死体を剥製にして自宅に飾るそうだ。
状態が良いサンプルはもう残っていない。
老人共が。あいつらは状況を理解しているのか。
~~~
もはや呆れるしかない。
老人たちは新型AGを自身の居住区に回すように命令を下したのだ。
あそこはまだまだ安全なはず。
老人たちの居住区はミードコール号の中でもトップクラスのセキュリティシステムが組まれている。
戦力の無駄遣いだ。
~~~
老害共め。
新型AGの穴埋めに奴らが寄越したのはAGラッパだった。
こんなもので何が出来るというのだ。
船内では固定砲台ぐらいにしかならない。
~~~
別の区画が落ちた。
老害共に新型AGを奪われたせいだ。
占領されたのは四つある食糧生産プラントの一つ。
三つでも食糧の配給に支障は出ないが余裕がなくなるだろう。
~~~
恐ろしいことが起きた。
奴らは撃破したAGラッパを取り込み、自身を強化させたのだ。
その戦闘力はAGラッパ以上。その上、奴らは船体へのダメージを気にする必要がない。
いくつもの区画が奴らに占拠されてしまった。
区画を取り戻すには新型AGが必須だ。老害共が大人しく引き渡してくれればいいが。
~~~
要請は拒否された。クソッ。
力づくで取り戻そうにもセキュリティが邪魔だ。
それに新型AGもいる。味方ならば頼もしいが、敵に回すとこれほど恐ろしい物はいない。
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○○○○hiraharaからのお知らせ
twitchにて作業配信を行っています。
サボり監視員は随時募集中。IDは「hirahara09」です。
多大な犠牲を払ったが、毒ガスによってモンスターの討伐は成功したはず。
現在、無人ドローンでの調査は行われているが、数が足りない。
毒ガスを排出後、インベーダーの調査部隊を送る。
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報告によると、毒ガスを放出した区画内は死屍累々だったそうだ。
モンスターだけではない。退避に失敗した人間もだ。
私以外の上層部の人間は成功したと浮かれていたが、私は楽観視することはできなかった。
調査部隊の数を増員し、確認を急がせる。成功していればいいが……
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やはり失敗。毒ガスの影響を受けてはいるものの全個体を殺し切れていない。
再度、毒ガスの散布が提案実行されることになったが、失敗するだろう。
報告通りなら奴らは進化しているはず。毒ガスが効くはずがない。
毒ガスも貴重な資源なのだが。
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案の定失敗。
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もはや侵攻は止められない。
AGでなければ奴らを倒せないだろう。
しかし、船内でのAGの使用は難しい。大きさの問題がある。
AGを動かせるだけのスペースがある空間は限られている。
その一つにおびき寄せることを提案してみたが、却下されてしまった。予想は出来ていた。
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確認されたモンスターの数はとうに千を超えている。
再度区画のパージを検討されたが、もはやその手は通用しない。
奴らは複数の区画に広がっている。もし、それらの区画を全てパージすれば、航行どころではなくなる。
私にできることはAG使用可能区画に奴らが来ること待つだけ。
そうなれば、なし崩しでAGを出撃させることが出来るだろう。
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遂に奴らがAG使用可能区画に現れた。
すぐさま出撃を指示。上層部の許可は待たなくてもいい。
出撃したのはタダのアルゲントゥムではない。
船内活動用に通常よりも小型化されたAGである。
体高は既存のAGの三分の二程度。閉鎖空間でも自由に稼働できる。
小型化されているが、既存機と性能に変化はない。むしろ、パワーアップしている。
小型化されたことによるパワーウェイトレシオが改善。
積んでいるAGリアクターも違う。
新型AGはネオシルバーの使用を前提にした物なのだ。最高出力、稼働限界時間も現行品を遥かに超えている。
武装も最新鋭を装備している。
どれだけ進化しようと新型AGの前に奴らは無力だ。
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区画に侵入したモンスターの討伐は成功。
ここから事態の打開を図る。
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モンスターの死体を回収し、研究に回している。
奴らの生態が判明すれば、対処法が見つかるはずだ。
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モンスターのサンプルが盗まれた。
正式なプロセスで引き渡したが、盗まれたのも同然だ。
モンスターの死体を剥製にして自宅に飾るそうだ。
状態が良いサンプルはもう残っていない。
老人共が。あいつらは状況を理解しているのか。
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もはや呆れるしかない。
老人たちは新型AGを自身の居住区に回すように命令を下したのだ。
あそこはまだまだ安全なはず。
老人たちの居住区はミードコール号の中でもトップクラスのセキュリティシステムが組まれている。
戦力の無駄遣いだ。
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老害共め。
新型AGの穴埋めに奴らが寄越したのはAGラッパだった。
こんなもので何が出来るというのだ。
船内では固定砲台ぐらいにしかならない。
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別の区画が落ちた。
老害共に新型AGを奪われたせいだ。
占領されたのは四つある食糧生産プラントの一つ。
三つでも食糧の配給に支障は出ないが余裕がなくなるだろう。
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恐ろしいことが起きた。
奴らは撃破したAGラッパを取り込み、自身を強化させたのだ。
その戦闘力はAGラッパ以上。その上、奴らは船体へのダメージを気にする必要がない。
いくつもの区画が奴らに占拠されてしまった。
区画を取り戻すには新型AGが必須だ。老害共が大人しく引き渡してくれればいいが。
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要請は拒否された。クソッ。
力づくで取り戻そうにもセキュリティが邪魔だ。
それに新型AGもいる。味方ならば頼もしいが、敵に回すとこれほど恐ろしい物はいない。
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