血濡れの美姫~奴隷商人の掌で咲く、氷の薔薇~
「俺にとって、人間とは価値ある商品だ。特に、その誇りを引き剥がした騎士の肉体はな」
1440年代、シエルタ自由都市連合とゼノス帝国の激突、「ガルヴの戦い」。勝利の歓声と敗北の絶望が混ざり合うその戦場跡は、奴隷商人カイル・ラドクリフにとって最高の狩場だった。
彼の獲物は、傷ついた美しき獲物──リーゼンベルク王国の「氷の薔薇」と謳われた女騎士団長、アリアナ・フォン・エルトマン。
誇り高き騎士の甲冑を剥ぎ、その肢体を値踏みし、冷酷に鎖で繋ぐカイル。彼女の白銀の髪と透き通る瞳は、屈辱と激しい反抗の炎を宿すが、カイルの冷徹な支配術と艶やかな囁きは、アリアナの精神を徐々に深く追い詰めていく。
「お前の高潔さは、俺の快楽だ」
これは、名誉を奪われた女騎士と、その肉体と精神の全てを支配しようとする奴隷商人が、古代の「魔導鉱物」が眠る深淵へ旅立つ、背徳と官能のダークファンタジー。
戦場(いくさば)で、彼女は剣を失い、誇りを砕かれた。──ならば、その身体と魂は、一体誰の手に落ちるのか。
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