コカトリスの卵

首から上はどう猛な雄のニワトリのよう。

胴体は沼の底のような濁った緑のウロコでおおわれ、
背中にはドラゴンのツバサを持つという。

手はなくて、足もまたニワトリのよう。
ただし鋭いカギ爪があり、その先からは絶えず毒の赤い液が滴っている。
これが鉄をも腐らせ、あらゆる命の火を消す。

尾は首のない黒いヘビのよう。

水に触れれば水が腐り、畑に舞い降りれば、たちまちのうちに、すべての作物が枯れる。
存在あるところ、疫病が発生し、人、動物、虫、植物、あまたの命が災禍に飲み込まれる。

そんな怖ろしいコカトリスのタマゴが発見されたものだから、さぁ、たいへん!

国中が大さわぎ。

でも、じつはコレって……

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