狐侍こんこんちき
父は何の因果か輪廻の輪からはずされて、地獄の官吏についている。
そんな九坂家は由緒正しいおんぼろ道場を営んでいるが、
門弟なんぞはひとりもいやしない。
寄りつくのはもっぱら妙ちきりんな連中ばかり。
かような家を継いでしまった藤士郎は、狐面にていつも背を丸めている青瓢箪。
のんびりした性格にて、覇気に乏しく、およそ武士らしくない。
おかげでせっかくの剣の腕も宝の持ち腐れ。
もっぱら魚をさばいたり、薪を割るのに役立っているが、そんな暮らしも案外悪くない。
けれどもある日のこと。
自宅兼道場の前にて倒れている子どもを拾ったことから、奇妙な縁が動きだす。
脇差しの付喪神を助けたことから、世にも奇妙な仇討ち騒動に関わることになった藤士郎。
こんこんちきちき、こんちきちん。
家内安全、無病息災、心願成就にて妖縁奇縁が来来。
巻き起こる騒動の数々。
これを解決するために奔走する狐侍の奇々怪々なお江戸物語。
やれやれ
┐(-。-;)┌
人を殺す技術の研鑽に励んで、実践も繰り返している様子。
その腕前を生かす術を失って闇家業に沈んでいるなんて、阿呆な事だよ。
抗えば引いて動きを阻むのが鎖分銅。
ならば力の方向を変えてやれば良いのですよ。
人が転落する過程なんて、そんなものです。
真面目であろうと、才能があろうと傲慢になれば間違うもの。
既に餓鬼道に堕ちた様ですし、もはや恨みを向ける相手も居ない。
さっくり地獄に送ってやるのがせめてもの情けですかね。
正直、こいつの恨み言を聞いてやってもどうしようも無いので。
ははははは
流石、大妖w
天狗達も丸め込み、正体の件も有耶無耶にww
そして団子は総取りしてご満悦www
とりあえず綺麗所の件は、行方知れずになっていた飼い猫を探してやったからだ、と説明しておく方が良いねぇ♪
ま、頑張んな(^ω^)
全てが許されるとは言えぬ。
森を焼き、神木を切り倒すは人の欲。業の成せる悪行なり。
しかし、木にとって、森にとって火に焼かれ斬り倒されて柱とされるは必ずしも終わりではない。
虫に食われ、鳥が穿ち、草に巻かれ、苔に覆われ、朽ちて森の土となる。
実をつけては獣に食われ、種を運ばせ、落ちた枝から新たに生えて、やがて大木に至る。
柱となりて人の営みを支えるもまた、木としての姿とも言える。
つまりは自然のサイクルの中の一つの形でしか無く、けして終焉では無い。
法力を身につける程に修行しても復讐に眩んだ眼では、その程度の事も見えなかったのか。
柱とされた神木(母)を想うならば、その魂の声を聞けば良かったのに。
案外、柱となった今、姫も己の子と見て守護しているやもしれん。
願わくば調伏された後、この業深き白猿が神仏の導きを得られると良いのですがね。
曲がりなりにも仏門に縁をしたなら、その功徳を持って、仏法守護の末席に座す事が出来ます様に。
うむ。(*-ω-)
銅鑼の正体とか、細かい事は後回し。
ともかく外道な大猿をどうにかしなくては、出なくて良い犠牲が出る。
怒りは悪しき感情と思われがちだが、悪に対する純粋な怒りは五行における火行の根源。陰気邪法を灼き尽くす覇気なり。
斬り伏せてやりなさい。
これはこれは
大妖中の大妖とは。
憐れではある。
憎しみを抱くのも当然とも言えよう。
まあ、だからと言って邪魔者が居ても怒るのはお門違いというものだ。
自分に理由と都合があるように、他者にもまた理由も都合もあるのだから。
人目につくとヤバい代物を一時的に川や堀に沈めておくというのはよくある手口。
河童が拾うなんて、考えてないからねぇw
そして、ここは化け物屋敷。
今居るのは腕利き一人と幽霊、化け猫、河童が三匹。
河童は怪力だし、襲撃者がお札でも用意していなければ相手にもならないねぇ……
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