『紙縒救済(こよりきゅうさい)――ねじれた運命を、結び直せ』

平凡な高校生・春日井レンは、ある日突然“ねじれた世界”へと巻き込まれる。
崩壊した教室、歪む空間、そして現れる正体不明の“未固定存在”。
絶体絶命の中、レンが手にしたのはただの紙――
しかしそれをねじった瞬間、**紙縒(こより)**は異常な力を発揮する。
それは、世界を構成する“見えない線”を捉え、
対象を結び、固定し、強制的に成立させる力だった。
やがてレンは、“線”が万物を繋ぐ構造そのものであり、
それが崩れたとき世界が「未完成」へと落ちることを知る。
そこに現れた少女は告げる。
――君は“結び手”。
――世界のほころびを、結び直す側の人間だと。
こうしてレンは、紙縒を武器に
世界の歪み=“ねじれ”と戦うことになる。
だがその力には代償があった。
結べば結ぶほど、レン自身もまた“世界に縛られていく”。
さらに、対となる存在――
すべてを“断ち切る者”の影も動き始めていた。
これは、
ほどけた世界を結び直す少年と、
断ち切られる運命に抗う物語。
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