薬師令嬢と仮面侯爵〜家族に虐げられ醜怪な容姿と噂の侯爵様に嫁いだ私は、幸せで自由で愛される日々を過ごしています
幼い頃に実母を亡くした男爵家の令嬢ビオラは、家族から虐げられて育てられていた。
まるで自分がこの家の長女だとばかりに横柄に振る舞う、継母の連れ子でビオラの妹フルート。
フルートを甘やかし、ビオラには些細なことでも暴力を振るう実父、デミヌエ男爵。
貴族の令嬢として適齢期になっても社交界に一度も出ることなく、屋敷の中で時間を過ごすビオラには、亡き母の手記で知った薬作りだけが唯一の心の拠り所だった。
そんな中、ビオラは突然【仮面侯爵】と悪名高いグラーベ侯爵の元へ嫁ぐことのなったのだが……
「ビオラ? 仮面侯爵にお会い出来たら、ぜひ仮面の中がどうだったのか教えてちょうだいね。うふふ。とても恐ろしいという噂ですもの。私も一度は見てみたいわぁ。あ、でも、触れてしまったら移るんでしょう? おお、怖い。あははははは」
フルートの嘲りの言葉を受けながら、向かったグラーベ侯爵の領地で、ビオラは幸せを手にしていく。
まるで自分がこの家の長女だとばかりに横柄に振る舞う、継母の連れ子でビオラの妹フルート。
フルートを甘やかし、ビオラには些細なことでも暴力を振るう実父、デミヌエ男爵。
貴族の令嬢として適齢期になっても社交界に一度も出ることなく、屋敷の中で時間を過ごすビオラには、亡き母の手記で知った薬作りだけが唯一の心の拠り所だった。
そんな中、ビオラは突然【仮面侯爵】と悪名高いグラーベ侯爵の元へ嫁ぐことのなったのだが……
「ビオラ? 仮面侯爵にお会い出来たら、ぜひ仮面の中がどうだったのか教えてちょうだいね。うふふ。とても恐ろしいという噂ですもの。私も一度は見てみたいわぁ。あ、でも、触れてしまったら移るんでしょう? おお、怖い。あははははは」
フルートの嘲りの言葉を受けながら、向かったグラーベ侯爵の領地で、ビオラは幸せを手にしていく。
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見ると聞くとは大違い
まあ、十中八九妹の御乱行に更に尾ひれがついた噂を聞いているのだと思うが。
あの愚物共は悪知恵だけは一人前なので。
いっそ刃傷沙汰にでもなって死ねば後腐れ無くて良いんですけどねぇ……
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まず
侯爵家への輿入れに際して令嬢が付き添いもない辺りで、おかしいと思いましょう。
最低限、男爵本人が付き添うべきですし、侍女も連れていない。
これは『あり得ない』事です。
侯爵も執事も、あまりにも視野が狭いとしか言いようがありません。
幸い、好きに生きて良いという言質は取りましたから、やりたい事をやりたいだけやりましょう。
なに、頭のおかしな妹の様なクズどころか、普通の令嬢程も手間が掛からず贅沢もしません。
じきに自分達の目がどれ程曇っていたかを思い知るでしょうよ。
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女性に手を上げる様なクズは即刻無限地獄に堕ちると良い。
しかし妹……男性遍歴自慢するにしても聞く限り名家嫡男の正妻としての話は出ていなさそう。
精々金がある当主の妾候補か、家格も資産もない男爵家の後妻レベルの求愛しかされてない様ですね。
うん、まあこの品の無さでは火遊び相手や妾としてならともかく、誰も正妻には求めんわな。
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