命の痕 ―キズナ―

 これは、とある少年と少女との短くも永遠の絆の物語から始まる物語。

 ある日、何の変哲もない平穏な街を未曾有の大事故が世間を騒がせた。
 瞬く間に多くの命が奪われ、多くの人が傷ついた。
 ――身体も、――心も。
 それから五年の歳月が流れ、人々は身体と心に癒えない傷を残しつつも前を向いて進み始めた。
 そんな中に取り残された様にして今も前に進めずにいる少年少女がいた。

 ――真実を知らない少年少女。
 ――自分たちを取り巻くややこしい関係に苦悩し恋のレールを進めずにいる少年少女。
 ――謂れの無い罪を背負わされた少女は真相を追う少年と邂逅する。
 ――殺されそうになった者と殺そうとした者は手を取り合い共に子供達を導く。
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