飼育員だった俺がイルカと一緒に異世界へ ~空を飛ぶイルカは移動も戦闘も万能だって? スローライフには過剰じゃないか?~

水族館の飼育員である『斑鳩 蓮』、彼はイルカをメインに飼育をしていた。
しかしある日、水族館が台風に見舞われた。
亮はいけすに居たイルカを解放しようと外に出た際、強風により海に投げ出されてしまう。
イルカは海原へ出ることができたが、漣はそのまま海の藻屑となってしまうのだった。

だが、死んだと思われたその時――

『オレはイルカの神だ。仲間を助けてくれたことに敬意を表し、別世界で生きれるように手配してやる』

――妙に渋い声をした王冠とマントを羽織ったイルカにそんなことを言われた。

胡散臭い。
そう思ったが、次に目が覚めた時には地球とは違う場所で生まれ変わっていた。

『よう、レン。俺がお供についてやるぜ』

そして生前、自分が飼育していたイルカの『フリンク』が転生特典とやらでついてきた。
やはり、渋い声で喋りながら。

かくして、異世界で過ごすことになったレンは青年となり村で静かに暮らすことになる。
喋るイルカとの生活はどうなってしまうのか?

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