悪役令嬢エリザベート様は一途な夢を見る
エリザベート・ヴィーヴルはとある名家のお嬢様である。
現在彼女には、ひとつの欲してやまないものがあった。
それは、同じ学園に通っている名家の令嬢シャーロットの婚約者であるベルモット商会の御曹司、ルーク。
エリザベートは、自分が欲しいと思ったものはどんな手段を使っても必ず手に入れてきた底なしの欲を持つ女だった。これまでに彼女の手に掛かって壊された器物は数知れず、反抗して医者送りにされた人間も数知れず。彼女に目を付けられたら絶対に逃げられない。自分に敵対する全てのものを排除する彼女の姿はまさに悪役令嬢そのものだ。
今日もエリザベートは思案する。どうすれば、邪魔なあの女を排除してルークを手に入れることができるかと……
これは、自ら望んで悪の道を行く強欲な令嬢が欲しいものを無理矢理手に入れる、知略と暴力と色仕掛けが飛び交う忙しない日常の物語である。
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