『病弱令嬢、気付いたら外堀が埋まってました』

前世、日本で大学生だった少女は、
異世界の公爵令嬢
ベリノアル・ソールス≠ネフェリエートとして転生した。

しかし転生先で待っていたのは、
“超病弱”な身体。

少し歩けば倒れ、
熱を出し、
外へ出ることすら許されない。

過保護すぎる家族に囲まれながら、
屋敷で暮らすこと十二年。

そんなソルの夢は、
ただ一つ。

「外でモフモフしたい」

そして迎えた、
人生初のお外デビューの日。

突如、
公爵家の結界を破って現れたのは、
隣国エマンラート王国の第一王子、
ヴェルノア・アシュレイ=エマンラートだった。

冷徹。

合理主義。

そして底知れない美貌を持つその王子は、
ソルを見るなり意味深に告げる。

「――ようやく見つけた」

その出会いをきっかけに、
ソルの日常は大きく変わり始める。

何故か懐く魔獣。

揺れる庭園結界。

隠されていた秘密。

そして、
気付かぬうちに埋められていく外堀――。

これは、
自由を夢見る病弱令嬢が、
腹黒王子にじわじわ囲い込まれていく、
異世界ファンタジー。
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