『異世界転相――現異区域。それは現代と異世界を生きる街――』
※表紙はあくまでもイメージです
第一編「あらすじ」
現代世界と異世界が交差し、二つの世界の文化や種族が共存する街――現異区域。
その街で探偵事務所を営む凛たちの前に、謎の秘密結社終焉社が姿を現す。
彼らは突然、街のビジョンをジャックし、現代世界と異世界の完全融合を目的とする「世界融合計画」を宣言する。
終焉社の目的そのものは明らかになった。
しかし、何故彼らが世界を混ぜようとするのか、そしてどうやってそれを実現しようとしているのか――その詳細までは掴めない。
探偵事務所は終焉社について調査を始めるものの、組織の実態は徹底して隠されており、手掛かりすらほとんど得られない。
やがて終焉社は、宣言だけでは終わらない。
世界融合へ向けた大規模な計画を実行に移し、街を巻き込む事件を引き起こす。
その過程で探偵事務所の面々は、終焉社が単なる破壊者ではないことを知る。
終焉社を率いるのは、魔王族ルード・ヴァルガスと、謎の人物黄昏卿。
二人が出会ったのは、かつて世界の交差によって生まれた現異区域だった。
異なる世界が混ざり合うことで生まれた、この街の「異常な日常」。
その光景に二人はそれぞれ異なる形で惹かれ、やがて――世界そのものを混ぜ合わせ、新たな混沌を生み出すという共通の目的を抱くようになった。
現異区域は、終焉社が作ったものではない。
むしろ終焉社にとっては、世界融合という思想の原点だった。
そして事件の中で、終焉社は自分たちの計画を阻もうとする探偵事務所の存在を認識する。
こうして、世界の境界を消し去ろうとする秘密結社と、それを止めようとする探偵たちの戦いが始まる。
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