終
機械に命が宿る、馬鹿げた話。手乗り人形の小さな携帯端末であるシパルという機械は、飼い主である占七という素敵な少年の手に渡るはずの日、神灘皐という悪い魔女の策略によって攫われてしまいました。
初期段階ゆえ、データの無いシパルは大慌て。無垢な人形は魔女の使い魔によって痛ぶられ、ついには泣き喚き、魔女の奴隷となったのです。
奴隷の仕事は二つ。魔女の代わりに重労働な仕事をすることと、魔女達のお世話をすることです。奴隷は機械ゆえに疲れを知らず、しかし大好きで愛しい元の飼い主の所へ行けない悲しみだけは蓄積され、その苦痛に苛まれる姿は魔女にとって最高の楽しみでした。
しかし、奴隷は決意しました。この悲しみを振り切って、奴隷となった身でも占七様と仲良くなろうと。例え醜くとも、私のお慕いする占七様ならば、きっと受け入れてくれると。
これはこれは、面白くありませんよね。しかもナンセンスなのです。だって、占七君には絶対に近付いてはならない秘密があるのですから……。
終と始シリーズ【2】
初期段階ゆえ、データの無いシパルは大慌て。無垢な人形は魔女の使い魔によって痛ぶられ、ついには泣き喚き、魔女の奴隷となったのです。
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