才能無しの少年アインと忘れられた魔法

『才能無しの少年アインと忘れられた魔法』

あらすじ

 十二歳を迎えた少年アインは、《才能評価》の日に“才能無し”の烙印を押される。

 魔力は極めて微弱。属性適性も恩恵も無し。

 魔法こそが全ての世界で、それは「価値の無い人間」と宣告されることと同じだった。

 村の子供たちから嘲笑され、大人たちからも憐れみの目を向けられたアインは、雨の降る帰り道で山中へ迷い込み、崩落した洞窟の奥へ落下してしまう。

 暗闇の中で意識を失ったアイン。

 だが次に目を覚ました時、彼の前には青白い光を纏った“ローブ姿の骸骨”が立っていた。

 

『……誰だ、お前は』

 

 その正体は、遥か昔に魔法の研究をしていたという謎の魔法使い――アルケイン。

 長い時を洞窟で過ごしていた彼は、現代の魔法体系も、《才能評価》という制度すら知らなかった。

 

 そしてアルケインは見抜く。

 アインが“才能無し”なのではなく、心の在り方によって魔力を身体の奥深くへ閉じ込めてしまっていることを。

 

 長い年月の中で、人々は魔法の本質を忘れてしまった。

 現代魔法は才能と魔力量だけを重視し、本来存在していた“魔力の流れ”や“精神との繋がり”は失われていたのだ。

 

 これは、才能だけが全てとされる世界で、一人の少年が忘れられた魔法と出会い、やがて失われた時代の真実へ辿り着いていく物語。


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※ 初作品です。
少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。
温かい目で読んでいただければ幸いです。
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