記憶を失った俺が、吾侭お嬢の奴隷になる話

【お知らせ】
・執筆再開に伴い、タイトルを修正しました。(02/10/2024)

【あらすじ】
 良いか、お前達。
 俺達『奴隷商人』にとって一番大事な仕事は『記憶の除去』だ。
 奴隷が持っている、家族や友人の記憶。主義や主張、生き方やこだわり……
 そういうノイズを取り除くことで、初めて『刷り込み』が可能な状態になる。

 ああ、気をつけろよ?
 勤勉さは美徳だが、記憶を入念に消しすぎると、生きる意味さえ見失った廃人になっちまうことがある。
 かといって記憶の消去が足りないと、叛逆の恐れがあるから奴隷としての出品もできなくなるわけだが。
 つまり大切なのは、バランスの見極めだ。
 俺達の作業の質によって、奴隷の価値の、八割以上が決まると思え!

 だが……まあ安心しろ。最初は消しすぎるぐらいでちょうど良い。
 やり過ぎてただの人形になったとしても、二束三文だが売り物にはなるからな!
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