星降る夜に落ちた子


 あたしは、いらなかった?
 ねえ、お父さん、お母さん。

 ずっと心で泣いている女の子がいました。
 名前は世羅。

 いつもいつも弟ばかり。
 何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
 ハイキングなんて、来たくなかった!

 世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。

 世羅は滑るように落ち、気を失いました。

 そして、目が覚めたらそこは。
 住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。




 気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
 二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。

 全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
 苦手な方は回れ右をお願いいたします。
 よろしくお願いいたします。

 私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
 石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!


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