呪いの装備も意外と使い道が、ありました
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魔力吸収の付与しかできない、平民の付与術師ニコ。
亡き父から継いだ店は、いつしか『呪いの装備専門店』などと呼ばれるようになり、客足は遠のく一方。
とうとう借金も返せなくなり、店を手放すことになってしまった。
そんな閉店寸前の店に現れたのは、苦しそうな顔をした小柄な冒険者だった。
「それ貸して」
「えっ?」
「他にはないの?」
「……は?」
店の商品を片っ端から使い、それでも足りないと言い出す彼の名はエル。
見た目にそぐわぬSランク冒険者で、魔力が多すぎるせいで体調を崩すという、とんでもない体質の持ち主だった。
ニコの魔力吸収付与は、そんなエルにとってまさに救世主!
しかも、施術の代金として渡されたのは、借金を返しても余るほどの金貨だった。
こうして店を続けられることになったニコだが、エルは何度も店に押しかけてくるうえ、魔力過多に苦しむ人々まで連れてくるようになり……?
「僕のために店、続けてよ」
自分では大したことがないと思っていた能力が、誰かにとってはなくてはならないものだった。
これは、呪いの装備しか扱えないと思われていた付与術師が、ちょっと変わった冒険者や貴族、皇太子、殺し屋に振り回されながらも、いつしか人々に頼られる店主になっていく物語。
亡き父から継いだ店は、いつしか『呪いの装備専門店』などと呼ばれるようになり、客足は遠のく一方。
とうとう借金も返せなくなり、店を手放すことになってしまった。
そんな閉店寸前の店に現れたのは、苦しそうな顔をした小柄な冒険者だった。
「それ貸して」
「えっ?」
「他にはないの?」
「……は?」
店の商品を片っ端から使い、それでも足りないと言い出す彼の名はエル。
見た目にそぐわぬSランク冒険者で、魔力が多すぎるせいで体調を崩すという、とんでもない体質の持ち主だった。
ニコの魔力吸収付与は、そんなエルにとってまさに救世主!
しかも、施術の代金として渡されたのは、借金を返しても余るほどの金貨だった。
こうして店を続けられることになったニコだが、エルは何度も店に押しかけてくるうえ、魔力過多に苦しむ人々まで連れてくるようになり……?
「僕のために店、続けてよ」
自分では大したことがないと思っていた能力が、誰かにとってはなくてはならないものだった。
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