満月になる前に
ある満月の日
俺は人を殺した
雲一つない満天の星空の中
血に汚れた手を隠しながら
路地の暗闇に身を眩ませた
次の満月が来るまで僕は
"捕まる訳には行かないんだ"
俺は人を殺した
雲一つない満天の星空の中
血に汚れた手を隠しながら
路地の暗闇に身を眩ませた
次の満月が来るまで僕は
"捕まる訳には行かないんだ"
目次
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