かかふかか
ある朝目覚めたら俺は芋虫になっていた。なんだか妙に気分がいい。
もぞもぞと布団から這い出ると、昨日俺が寝たまんまのワンルーム。そして隣には彼女が転がって寝ていた。もぞもぞと人間であったころの皮を食べていると彼女が起き出して俺の背部を優しく撫でる。
「んん、あら、随分奇麗に変態できたじゃない」
そんな声と共に背を撫でられる感触。触れられた表皮が水風船のようにクネクネ動いて妙な感触がある。
「あの」
と頑張って声を出したら一緒にふしゅると糸が出た。
もぞもぞと布団から這い出ると、昨日俺が寝たまんまのワンルーム。そして隣には彼女が転がって寝ていた。もぞもぞと人間であったころの皮を食べていると彼女が起き出して俺の背部を優しく撫でる。
「んん、あら、随分奇麗に変態できたじゃない」
そんな声と共に背を撫でられる感触。触れられた表皮が水風船のようにクネクネ動いて妙な感触がある。
「あの」
と頑張って声を出したら一緒にふしゅると糸が出た。
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