どうぞお好きになさってください

学園に入学して一ヶ月。

婚約者の第一王子殿下は言った。

「学園にいる間くらい自由にさせてくれないか。君が王太子妃になることは決定事項だ。だから、せめて学園に通う二年間は、僕はひとりの男として自由に過ごしたい」

公爵令嬢はその綺麗な顔に冷酷な笑みを浮かべる。

「好きになさればよろしいわ」
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