塔 if
近況ボードにてお知らせした新作の関連作です。本編とは直接の繋がりはありません。
目次
感想
あなたにおすすめの小説
『最後に名前を呼ばれた日、私はもう妻じゃなかった』
まさき
恋愛
「おい」「なあ」
それが、夫が私を呼ぶときの言葉だった。
名前を呼ばれなくなって三年。
私は、誰かの妻ではあっても、もう“私”ではなかった。
気づかないふりをして、耐えて、慣れて、
それでも心は、少しずつ削れていった。
——だから、決めた。
この結婚を、終わらせると。
最後の日、彼は初めて私の名前を呼ぶ。
でも、その声は、もう届かない。
婚約者が聖女を選ぶことくらい分かっていたので、先に婚約破棄します。
黒蜜きな粉
恋愛
魔王討伐を終え、王都に凱旋した英雄たち。
その中心には、異世界から来た聖女と、彼女に寄り添う王太子の姿があった。
王太子の婚約者として壇上に立ちながらも、私は自分が選ばれない側だと理解していた。
だから、泣かない。縋らない。
私は自分から婚約破棄を願い出る。
選ばれなかった人生を終わらせるために。
そして、私自身の人生を始めるために。
短いお話です。
※第19回恋愛小説大賞にエントリーしております。
【完結】離縁された侯爵夫人、使用人が全員ついてきた結果、元夫の屋敷が崩壊しました。
夏灯みかん
恋愛
十年尽くしてきた侯爵夫人キャサリンは、子どもができないことを理由に離縁を告げられる。さらに夫は愛人を後妻に迎えるという。
静かに屋敷を去ろうとしたそのとき――
「我々も辞めます」
料理人、庭師、メイド、執事。
使用人全員が、キャサリンとともに辞職。
その結果、元夫の屋敷は崩壊していく。
一方キャサリンは、王妃に見出され離宮の管理を任されることに。
新たな場所で出会った人々とともに、彼女は本来の価値を取り戻していく。
幼馴染、幼馴染、そんなに彼女のことが大切ですか。――いいでしょう、ならば、婚約破棄をしましょう。~病弱な幼馴染の彼女は、実は……~
銀灰
恋愛
テリシアの婚約者セシルは、病弱だという幼馴染にばかりかまけていた。
自身で稼ぐこともせず、幼馴染を庇護するため、テシリアに金を無心する毎日を送るセシル。
そんな関係に限界を感じ、テリシアはセシルに婚約破棄を突き付けた。
テリシアに見捨てられたセシルは、てっきりその幼馴染と添い遂げると思われたが――。
その幼馴染は、道化のようなとんでもない秘密を抱えていた!?
はたして、物語の結末は――?
『「ママは我慢してればいいんでしょ?」と娘に言われた日、私は妻をやめた』~我慢をやめた母と、崩れていく家族、そして再生~
まさき
恋愛
私はずっと「いい妻」でいようとしてきた。
夫に逆らわず、空気を読み、波風を立てないように生きる。
それが、この家を守る唯一の方法だと思っていた。
娘にも、そうであってほしかった。
けれど──
その願いは、静かに歪んでいく。
夫の言葉をなぞるように、娘は私を軽んじるようになった。
そしてある日、夕食の後片付けをしていた私に、娘は言った。
「ママはさ、我慢してればいいんでしょ?」
その一言で、何かが壊れた。
我慢することが、母である証だと思っていた。
だがそれは、私自身をすり減らすだけの“呪い”だった。
──もう、我慢するのはやめる。
妻であることをやめ、母として生き直すために。
私は、自分の人生を取り戻す決意をした。
その選択は、家族を大きく揺るがしていく。
崩れていく夫婦関係。
離れていく娘の心。
そして、待ち受ける“ざまぁ”の行方。
それでも私は問い続ける。
母とは何か。
家族とは何か。
そして──私は、どう生きるべきなのか。
侯爵家の婚約者に手を出す意味、わかってます?
碧井 汐桜香
恋愛
侯爵令嬢ジョセリアは地味な外見をしている少女だ。いつも婚約者のアランとその取り巻きの少女たちに罵倒されている。
しかし、今日はアランの取り巻きは一人しかおらず、いつも無視を決め込んでいたジョセリアが口を開いた。